企業経営では「今」やるべき事の選択の判断を間違えると、大きな損失が出たりする、判断の先読みが上手く行っている企業は業績アップとなる、この違いで天と地程の差が生じるのだ、上場後の利益が10倍になる企業も有れば、判断ミスで工場閉鎖や従業員の解雇せざるを得ない企業が出て来る。最近の新聞記事に依ればオムロンは生産工程での機器の開発では先を行っていた、中国進出で顧客を掴んだりしたが、コロナウイルスの発生源が中国だった関係で、中国内の事情が大きく変化した、不況のド真ん中に入ってしまって、工場のFA化なんか進展する筈もない状況に落ち入った、製造品の在庫が貯まり、輸出先の欧州も景気が悪くなった。そこで会社が採る手段は工場閉鎖や従業員の解雇を勧める事だ。 有望で有ったとされる中国市場への進出が失敗の一つに入ってしまった。国内回帰を推進した企業は深みに入らないで済んだろうが、遅れた対応しかできなかった企業は損害を被るのだ。
パソコンユーザーで有れば「インテル入っている」と言うキャッチコピーが聞かれなくなって数年が経つ、絶好調の半導体市場で話題になれなかった社名に「インテル」が掲げられる、がそのインテルが変身と進化に舵を切った。 台湾や韓国の企業だけが注目されていたが、米国内での補助金で政府が後押しをしてインテルの復活が実現しようとしている、本気度は半端ではない、これに依り市場に変化が訪れるで有ろう画像半導体で圧倒的だったエヌビディアや台湾のTSMCに後れを取ったが国内回帰を優先し、米国内に大きな半導体工場を建設する、以前は設計から生産までの一貫工程が社内方針で有ったが、これを提携や受託生産を積極的に行うと方向転換した。
半導体の微細化技術に取り組む、これはスマホ等モバイル端末での競争力を失った事が原因の一つで、これらの開発を許した企業へのチャレンジだ、その為に昨年アイルランドに新製造技術を導入して7ナノの工場を立ち上げた。今年から来年には米国内に工場が立ち上がり、そこでは2ナノmの先端品の量産を始める、その先27年には1・4ナノmの製造も予定に入っている。これに依り半導体の勢力図が変わる可能性が有るのだ。 特に日本での熊本や北海道での半導体工場が立ち上がり、稼働するが規模ではインテルのアメリカが大きいのは事実だ、これに対する日本国内での製造業の需要が十分有るのかが心配だ。ここで競争力が無いとなれば投資額の恐れは有る。国内ニーズの発掘や多く使う製品の開発力も必要だ、物造りが得意で有ったが今は後手になっている、その日本が多くの半導体を使う商品開発が重要だ、その予定は、国内になくて外部に求めたって、そこには価格交渉や品質等で競争に成る、基本の第一は日本国内に有望ユーザーが有る事だ、これなくしては在庫だけで売れない事が無いように努力が必要。
生成AI(人工知能)が今各国で規制の段階で有る、訴えも起きている、性能も完全とは言えない部分が有る、日本国内に大規模言語モデルがない、海外製の翻訳がないモデルを作る気が有るのか、LINEの様に韓国製が良いとは言えない、教育や法律に関わる事も多くなるAIだから国産モデルが必要だ。 現実国内でも導入によって業務の効率化や人手からAIに変わっている商品やサービスが多くなっている、反面偽商品やサービスも出ている、これらをゼロとか少なくする事は重要だ、信頼性の確立を目指す方向に行くとは思うが、中にはインチキを生業とする人物や会社は現れる、これらを撃退する手立ても必要だ、スピード感や品質が備わっているAI関連商品やサービスが国民に受け入れられると思うから、これに関わる人間の信頼性も問われる。