欧州のリーダー国ドイツも首相が代わったばかりだし、フランスも交代となれば今のロシアの混乱での力関係が保てなくなると、不安に感じていた。
以前で有れば欧州の政治なんか興味を持つ事なかったが、今回のロシアの暴挙でEUが安定しないと困るなと考えていた。
下馬評では対立候補ルペンが追い上げているとの報道が有ったが、投票1週間位前で10ポイントの差が有るとの報道で、これはマクロンが勝つと確信したので、投票を待たずに結果良しだ。
ルペンは極右政党の代表で、前回(5年前)の立候補から人気を上げていたので心配していたが、国民は正しい判断したと思っている。
オヤジの政治団体を引き継いでいただけだが、弁論が建つのか、マクロンやEUに対しては異論を投げかけていた、これが若者世代と中年の労働者に指示された、中身の変更もしたが中道を取り込むには至らなかった。
極右政党と言っても議員数は多くなく野党の第一政党でもない、この辺が大統領制のフランスは違う、野党数は日本よりは多く、複雑な政党政治だ、他国の政治にコメントしたくないが、英国のEU離脱も有ったし、期待する程EUに力が有る訳ではない、国として人口を多く抱えているのはドイツで8300万人位、次に英国で6800万人位、3位がフランスで6500万人位、4位にイタリアが約6050万人と続く、その他はこれら以下だから数百万人の国も有る。
EUと比べるとロシアは約1億5千万人だから大国となる、これだけの国をプーチンが掌握しているとなれば侮れない、軍部に乱れが有りそうだからクーデターが起こればと思うが、拳銃を隠しては近づけない、話し合いで停戦は期待出来ないし、どうにかしてロシアの経済を落とせればと思うが、中国とインドとの交易でどうにか賄える。貧乏にされている国民は、最近のインフレもどうしてと言う感じだろう、その実態など分からない、何せ外の情報を入手出来ないデタラメ情報を信じ込ませている、ウクライナと戦争して居る事など、内輪の小競り合い程度と思っているかも知れない。
情報コントロールは、知らなくても良い事なら、我関せずだろう、若者は騒動を起こしているが捕まると人生が終わる、こんな怖い国に生まれたくはない、それでも親世代は政治を改めようとしなかったから、諦めるしかない。
こんな国がロシアだけでなく存在している不公平と言うか、格差で生きなければならない人は多い。日本は今やGDPだけは世界3位だが、その他の数字は信じられない位に低くなっている、年収で韓国に追い越されているのを大半の国民は知らない、半導体でも差を広げられてしまった、注目のLNG船は以前は日本が優位で有ったが、韓国は裁き切れない位に注文が入っている、日本はまだ造船国と言いながらLNG船では世界から注文が来ない国になっている。
ホンダは中高年社員のリストラを進め、予定より多くの退職希望者が有ったらしい、今や何処の会社に所属していることなんか意味を持たない、ベトナムやタイが自動車生産国になっているし、インドネシアやフィリピンでも自動車が造れる時代に成っている。世界の見本の様な国で有った日本の存在感は無い、工場を安易に東南アジアに移転して、国内を空洞化させてしまった40歳代以降の力量不足や生産性の低さが、今の日本の現状で、終わりが近づいている事に気付かないといけない。
政治家はさらにレベルが低いから、殆ど絶望的だ。こんな日本にした中高年以降の世代が、必要ない人材とされても文句は言えない。
それが、改革が必要な今の日本なんだと、思える事を期待する。