政府は経済安全保障推進法を成立させて来年度から2年間で施行させようとしている。これ自体は日本の弱点をカバーするのが目的だから、早急にやるべき事は有る、しかしこれらの中で「外国製品が入らない為の仕組みを作る」と有るが現実のサプライチェーンに於いて、日本の製造業は中国等に工場を持ち、現地の部品提供会社から様々な商品を仕入れ組み立ての中に入っている、これらを国内にと政府が音頭をとって2年位前から推進したが、拘束力はないし殆どの事業所は日本への回帰なんて行ってない。
今や中国はコピーするだけの社会でなく、彼らは自信をもって独自の商品を作り輸出している、安くて迅速、何でも受け入れる体制が出来上がっている、試作品なんかも直ぐに作ってくれる、等有難い部分が多い。
こんな事は以前は日本が得意としていた事だが、国内の製造体制を弱くして置いて、これから再構築？するのか、日本は少子化で以前の様に若者が現場で働いてくれない、現場はおじさんとおばさんが中心の職場になっている、働く場の体制、給料体制、商品の最終工程を国内に戻して、made in japanと商品にラベルが付けられるか、かっては日本製で有る事に意味が有ったが、安売りになれた企業体質が変えられるのか、仕組みを壊して海外に逃げた日本メーカーなんかそのままそこで死ねばよい、と思っている位にだらしない日本の経営の弱点が住み付いた体質が変えられるとは思わない。
日本が先頭に立ち、多くの海外企業を牽引した訳ではない、どちらかと言えば後ろから付いて行く感じが多いし、海外企業も日本の今までの姿を見て来た、やはり英語力を最低限の能力として付けないといけない、この数十年分かっていたが安易で有った、時間が掛かるので、後回しにした事が結果として最重要課題として残ってしまった、日本が幾つかの国に追い越され、追い越されそうに有るのは、コミュニケーション能力が劣っているからだ。
推進法を実行するには、今の中高年の入れ替えが必要となる、しかし日本は少子化をノンキニに慣れてしまった国だから、簡単ではない、中高年の再教育は時間が掛かる、就労時間内でやるのか時間外でやるのか、お金が無いし気力も衰えている、借金での国の運営も慣れっこになっている、誰も責任を取らない社会の仕組みが良いとは思えない、罰を与えて反省した人間に作り直す、悪をした人間が社会のコストに成る事は許せない。
知床での海難事故に国のお金が投入される、総費用数十億円も掛りそうだ、保険でカバー出来れば良いが、会社の体質として違反が常態化している会社では、そもそも保険には入らない。
山口の数千人が暮らす田舎で、間違った振り込み金額を、他に分散したからお金が無い、とは言わせない、こんな知恵は普通には無いと思うが、ネットで検索すれば、そこには犯罪の臭いがする事例が多く情報として有る、受け取った若者に知恵を与えたのはネットだろうと想像するが、悪に罰を受けさせないと社会を維持できない、これらが基本として有る事で、取り締まって欲しい。
懸念する一つにエネルギーの確保有る、ロシアから入れるなと欧州から叩かれるだろうが、今はそんな雑音を無視して入れるしかない、経済同友会の様な団体がいずれは輸入禁止を取るべき、の様な発言したが会員企業の総エネルギー利用の数字を出してから言えと言いたい、そして先ずは会員企業から使用を減らす事が出来るか、太陽光発電のモジュールは今や8割が中国製、15年前は殆どが日本製で有ったが、価格が安い事で大規模なメガソーラーには日本製がなくなった、日本の商品で日本のエネルギーを産み出さなくて良いのか、風力発電も最近まで日立や重工は作っていたが撤退した、中国製が主力になる、本来からすれば不味い筈だが、家を建てたらそこに太陽光と言っているが、中国製を増やしてどうするの、15年前に問題として無かったが、モジュールが廃棄される時代に入る、どうするこの厄介な産業廃棄物、何で日本は中国製の為にお金を使わねばならないのか、不都合な事だらけの日本はお終いだ。
