10年経ってもあの大津波の映像は国民から消え去ることはない、ましてや現地で災害に遭われた人々の恐怖は測りきれない。
岩手、宮城、福島の3県の海岸線では建物が全て破壊され、押し流されてしまった、道路や堤防も破壊されてしまった、かなり大きな船がビルの屋上に引っかかつた映像も有った、何とも恐ろしい津波は地震より破壊力が有る、当時は東京の副都心に住んでいて、直ぐに外へ飛び出したが、高いビルが揺れていた、こんな事最初で最後で有って欲しいと、しばらくは何もする気が起こらない、放心状態で有った、幾つもの断層が押し寄せている関東もいつか来る地震をこのまま待つか、安全と思われる地方都市に移転した方が良いのか等で悩んだ時期も有った。
しかしこの10年変わらず副都心で住んでいるから、もう移転する事は無いだろうと、豪雨での水害は暮らすエリアでは起こらないが,地震は想定している、津波は標高40m位の所だからここまでは来ない、後は富士山が噴火するのかしないのかは関心が有る、1300万人が暮らす東京では食料や水の確保は困難だろうと想像している、特に備蓄はしてないが1週間なら生きられる分は有る、関東郊外に親戚はないから災害が起こつても身を寄せる所はない、自然死か孤独死で一生を閉じるだろう。
この復興で総予算が約38兆円も掛るとか、国は復興ありきで予算を付けてしまったから1割位は本来の有るべき事業に使われずに、ネコババとかピンハネして懐に入れた会社、役人、議員連中は間違いなくいる、それが当たり前の様に行われる日本の恥の部分だ。10年でなく30年位の長期スパンで復興が徐々に様子を見ながら進めれば良いのにと、当初から思っていたが復興庁の仕切りが悪かったで有ろう事業計画は随所に有るようだ、防潮堤で海が見えない暮らしが地元民に良かったとは思わない、かさ上げされた街づくりに人は戻ってない、数か月の短期での仮移転なら地元に戻るだろうが5年とか10年では無理、学校や就職等で帰れないのが普通だ、こんな事予想付く筈だが、ほぼ無計画に災害公営住宅を3万戸も造ってしまった、多くが現状では空き家だ、高齢者が1人暮らしだから孤独死は当然起こる、畑なんか海水に浸かったから直ぐには露地栽培は無理、ハウスでの水耕栽培が主力となるだろう、一つ一つの計画が無駄のオンパレードでなかったのかと想像する、原発が有る所は放射能でもう帰れないから太陽光発電やバイオマス発電にするしかない、除染なんかする必要はない、国が買い取り地主は諦めるしかない、ゴチャゴチャ文句付けて賠償額を引き上げる算段なんかしないで欲しい。
3県の道路計画は復興道路とか支援道路とか言って総距離570kmも整備している、来年には完了する予定とか、こんな事も様子見ながら進めれば良かったと、多くが無駄となりこの後10年後でも多くの地域が未使用となるだろう、全国で多くの公共事業が失敗しているのに、この東北なんか正直言えばコスパは良いとは言えない、無駄な大事業で有ったに過ぎない。何時もの様に誰も責任を取らないバラマキ事業をしてしまった。
これが復興と言う名を借りた、多くの無駄な事業で後悔先に立たず。