政権誕生から一貫して菅では駄目だと言って来た筆者だが希望としては五輪も中止して、コロナ対策を全力で行って欲しかった。
デルタ株が従来株に取って変わったのは五輪での人流は影響したで有ろう、全てのデータは公表してないから外部の人間には分からない部分は有る、が海外での置き換わりは日本より前に拡散していた事実は有るから、五輪での人的交流は避けなくてはいけなかった、それを開催としたのは菅の責任でも有るが小池は主催都市としての存在感はなかったから菅にとっては不運で有った。
無観客なら赤字は覚悟の上で有っただろう、ならばウイルス拡大は阻止したかったのが国民の本音で有る。
個人的にコロナウイルスへの情報の読み込みは、もう終わったとと考える、大量の新聞記事と雑誌記事が有るがこれを廃棄する訳ではない、数年は保存する、騒動が勃発してから1年8カ月でコピーの山が高さ1m位は有る、全てコロナ関連ではないが少なくとも30㎝は有るだろう、置き場所の関係で整理はしなければならない。これからは以前から仕事の関連性での技術開発分野と必要なM&Aの取り組み、海外の動向、がんサバイバーで有るからがん治療関連はライフワークとして継続する案件だ。
最近何度か日本経済の落ち込みと展望に付いては書いて来たが、どうも一般的に興味がないのか専門的なサイトでの表示でもないから、多くの読者がいる訳ではない、しかし日本の現実はかなりやばい事になっている。
あらゆる分野で日本は競争力が落ちていたり、インパクトの有る商品が生まれていない、医薬品は今更当てには出来ないがR&Dを止めろとは言わないが投資額では何倍も差が出ているし、スピード感がない、白物家電は全て海外が製造拠点化されているから、これを日本へ回帰させろとは言わないが家電は米国でも半世紀前に国内生産がなくなっていたから日本もそうなるだろうと思っていたのが現実となった、半導体は1990年頃には日本が最大の生産国で有ったが韓国と台湾に越されてしまった、今は中国が簡単な半導体なら作れる時代になっているから日本は専業メーカーは数社有るが絶対に有利である商品は有るには有るが全体から言えば数十万人分位いが食べていける程度だろう、経済力の2割なんて無理な数字だ、最後は自動車しかない、今や脱炭素でEV車が主力となっているかに見える、自動車メーカーはエンジンを無くせるのか、半世紀に渡り開発してきたエンジンとガソリン、米国が石油を産業として無くせるとは思っていない、最近まで石油産地国NO1で有ったが、岩盤層に有ったオイルを砕いて産出していて環境への負荷が問題にされてしまった、水道水が油臭くなった事実も有るので生活防衛の面でもマイナスとなった。
コロナで石油産業は逆風となったが逆襲が始まるか、それとも新エネルギーへとシフトするのか、ガソリンと自動車産業はアメリカの生命線だと思っているし、これに関する産業は国内で育成して行く筈だ。
テスラの株がトヨタの時価総額を大きく引きはなしてしまったが、テスラ人気は後数年で落ちると見ている、総合力で本気を出せばアメ車もドイツ車も日本車も負かす技術は持っている、話題性先行で逃げ切れるとは思っていないどころか何処かのメーカーに売るかもしれない、売り上げ台数が低すぎるし補助金のお陰で売れているだけでこれが無く成ればインフラ整備、電池の原料の確保と価格での優位性が出せるか、中国では50万円以下で買えるEVが好調だし、中国には自動車関連のメーカは多いから次々に価格と技術で進出するだろう、リチュウムイオン電池の資源が枯渇する時代は来る、中国以外のメーカーは中国に電池が握られる事に好意的ではない、しかし今も今後も自動車の購買力は中国がNO1で有る時代は続く、限られた資源が持つとは限らない、リサイクル技術は不可欠になり、これも中国が握れば当分は中国が一大自動車集積地にはなるだろう、遅かれ中国はアメリカを追い抜くだろう。
トヨタの水素とアンモニアが電池と競合する時代となれば、クリーンなエネルギーとしてトヨタが優位な展開となる、これに期待したい、10年前と比べればコストは大幅ダウンした。しかしトヨタプラスワンが出て来てない、アメリカのGMかフォード、欧州ではドイツ車が1社でも陣営に入ればクリーンな水素は断然有利となる、今のままではEV化に負ける、技術で勝る国で有って欲しい、日本に一つ位は有利な産業がないと飯が食えない時代となる。