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日本の産業界は稼ぐ力が落ちている -自動車業界ー

世界的に蔓延したCOVID-19の影響で、今年度は世界の自動車産業の売り上げは落ちている、日本には9社もの自動車会社が有るが利益が出ているのは3社だけです。
各社の独自路線はとっくに崩れていて、世界の動向に遅れたのが日本車だ、完成品で高額と言われている商品での売り上げの代表的なのが自動車ですね、住宅の方が高いがこれは国内向け商品ですから除外する、国外で稼げることが重要だから日本人にとってはこの産業が潰れたら大変困る結果になる。

日産と三菱自動車がルノー系列で行くなら(この時支援を持ち掛けた日本の会社はない)日産、三菱ブランドに拘らないで全て外資に売ればよかった、或いはホンダを中心としての自動車産業の改編を通産省が推し進める、当時の関係性は知らないが自動車会社が国内に多すぎる事は判っていた、だがしかし政府も民間もリーダーシップを取らなかった、結果日産を食い物にしたゴーンが送り込まれ日産を解体する、この解体を日本人でも行えただろうが日本人の温情が邪魔している間に徐々に経営が悪化する、よくあるパターンだが、日本のマスコミはゴーンをカリスマ経営者として持ち上げる、リストラ断行しつつ自身への金の流れる仕組みも構築していた、詐欺師に過ぎない人物だと見破る人が内部にいなかったのは残念だ。

自動車産業の変化の代表がエンジンからモーターへの移行だ、こんな事15年前には分かっていた、この間にドイツのフォルクスワーゲンが「排ガス不正問題」を起こす、欧州はディーゼル車が多く、米国や日本はガソリン車が多いので長い期間この2種類で動くエンジンが主流、ハイブリッドやEVは2015年頃でも3%位と問題にする数字ではなかった、これが世界最大の自動車購買国の中国が電気自動車(EV)を主流にするとアナウンスする、内燃機で後れをとる中国は構造が簡単なモーターで動く車へと大転換だ。

自動車産業を重視するのは素材や部品に関係する会社や中小から零細まで何万と言う会社が取引先として協力している、サプライチェーンとして製造の流れに沿う納品を手先が器用な中高年が支えている、これはなくせない仕事だから自動車メーカーは潰れないで会社を維持しなくてはならない。
ホンダとGMが提携するとニュースが流れた、ホンダは創業以来独自の独自の技術で伸びて来た、ホンダファンは多いだろうと想像するが時代の流れは存在する、一度は倒産を経験した世界最大の自動車会社も安泰ではない、米国の大企業でも珍しくない女性が社長を6年も務めている、提携を持ち掛けたのはこの女性社長に成ってからとだ、GMは大型車が中心でホンダは小型車が中心だから直接的な衝突はないだろう、数年前から自動運転やEVの開発など次世代技術ではアライアンスしていたから範囲を広げただけだ。

ホンダもEVは以前に取り組んでいて自動車用電池は作つていたが会社で持つことは止めて他社利用と決めた、今はこれが主流だから自社開発に拘る必要はない、相対的に言えるのは日本は取り組みは早いが途中で追い越されたり諦めたりしている例が目立つ、自宅の屋根で太陽光発電し自動車に充電と放電させると言う方式は10年前に製品は有ったが充電は出来るが放電までする装置は少なかった、そして自動車と電池側とのコネクターは国よりバラバラで今も続いている、日本式はチャデモで欧米式はコンポ、そして中国は日本の技術をベースに独自方式、何れ世界標準化されると当時から言われていたがお互いの利害関係で話し合いは遅れている。

一つの充電スタンドに3方式を置くメリットはないから何時かの時点で標準方式が採用される、そうなると世界中に設置されるから数が百万台か千万台かのオーダーになり装置売り上げだけで数兆円規模になる。
日本はチャデモに拘ることなく世界統一装置の開発に協力して日本向けと米国向けのマーケットが取れる様に頑張って欲しい。

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