この両国には長年の友好関係だったのか、利用されるだけの都合の良い国で有ったのか、答えは出ないがこの両国には外務省職員の多くが長期に渡って研修を受けていた。これが以前からロシア派か中国派かで綱引きしていた、政治的より経済での関係がより深まったのが中国だからその差は圧倒的に中国となる、人的交流も観光から留学生までと多くが中国にシフトした。個人的にはこの両国には関心が無いから今日まで一度も訪れてはいないし訪れたいとも思わない、直に接してないのにこの両国との関係は語れないが、記事等の情報は多いからこれらを参考に述べる。
今はサハリンからのガス輸入がクローズアップされているからこの問題は避けられない、戦前は日本領だったから多くの日本人が暮らしていたし、今でもその名残みたいな建物も残っている、戦後のドサクサに紛れてソ連軍が敗戦国日本の追い出しに掛かり、簡単に取り戻してしまった、捕虜にまでさせられて極寒の中で肉体労働をさせられた日本人は悔しかったで有ろう、今のウクライナと同じ扱いだ。戦争には勝たねばならないが、石油の供給が減らされ、武器も改良がされずに旧式では勝てない、そもそも真珠湾攻撃しないで敗戦していた方が良かったのではと思う、ミクロネシア等の南方からアリューシャン列島の北までの広範囲で戦える戦争物資なんか無かった、日本人根性だけでは戦争に勝てない、当時の政府や軍関係者の判断力は無かったと思う、電報でのやり取りでは、余りにも情報量が少ない。
ロシアは日本狙い撃ちで、ガス供給の見直しを行った、日本へはパイプラインでなくLNG船での運搬だ、これは幸いしている、パイプラインも距離が長く成ればコスト高、LNGガスは冷却と気化が必要で、専用基地が必要となる、これらを持つている国でないと買えない現状が有る、日本周辺国では韓国と中国だけだ、中国は欲しいだろうが価格での相談となる、ロシアは買い手を探しているだろうが、価格面で折り合いが付かないと見るから、日本との再交渉しかない、当面で有ってこの間に脱ロシア産ガスを、何で代替するかだ、休眠中の原子力と火力発電を早く立ち上げる事だ、太陽光や風力はそもそも当てにならない資源だから、民間事業者が効率の良いプロジェクト案を提供するならその時に考えれば良い。
ロシアとは資源と海鮮物資が入手出来れば良い、プラス木材も必要になるかもしれない、もちろん小麦は入れて欲しいが米粉での商品開発は展望が持てないのか、パンやそばがなくても個人的には大丈夫なんだが。
中国の最近は大変強気で交渉してくる、言いたい事でも言葉を選んで言うのではなくストレートだ、本音が分かるから良いが、先ず日本が本格的に取り組むのが、工場の国内回帰か中国以外への移転を早急に取り組む、それも本気度を持って実行する、取り合えづは先端技術分野から行う、中国が日本技術を必要としていても、早く回帰させる、出さないではなく交渉部分を残して置く、中国に代わるインドはまだ産業が未熟だから頼りにはならない、早くても5年は掛かる、10年後でないと先端商品の共同開発は無理と見ている、現在の貿易額からしたら大変な決断にはなる、これが従来通リとなる期待は、秋に行われる習の3期目がどうなるかだ、今の所反対勢力が優勢とはなってない。そして土地バブルが破綻する事が早めに来る事に期待したい、中国のGDPの3割は不動産関係だ、10年前から不動産はバブルが破裂すると言われながら持ち堪えてはいるが、現状は誰が見ても無理そうだ、数万人が暮らせる高層アパート群が各自治体に存在しているが、その殆どに置いて暮らしてはいない、内装なんか高級感は無く、日本の団地仕様だから金額的にはマッチしてない、日本の不動産バブルとは規模が違う、余りにも桁違いの事柄を進めた中国に前途が有るとは思えない、逃げるが勝かもしれないと本気で思っている、弾けるなら早く弾けて出直した方が良い、但し日本等にはそのショックが押し寄せるので被害は甚大となる、その覚悟はして置かねばならない。
中国とは幅広い産業が絡んでいる、両方にプラスとなる打ち合わせが前提なら、従来の連携で良いが、秘術的な側面で中国に有利を掲げているので、簡単ではない、妥協点を見付ける交渉に応じるべきか、無視すべきかだが、ここで日本が強気な交渉が出来れば良いが、そうでなければ関係を断つ覚悟が必要だ。 何でも受け入れた日本だがNOと言える日本で有って欲しい。