今年の初め頃から政府と尾身との意見や考えがかみ合わない部分が有ったが、これがいよいよ分解するかもしれない、今までに何度も間接的には批判してきたが最近の発言は、筆者でも疑問符が付きそうな発言は有る、基本的な違いは政府はコロナを抑え込んでオリンピックを開催する信念を持つが、尾身は感染者を減らしたい、その為にはワクチン接種した選手団や関係者でも多くを受け入れたくない、との問題意識が強い、いずれにしても開催までに時間が無い。
どうせ観戦の為に来日する観光客は締め出す考えだから(従来なら夏休みの観光客を当てにした)秋に延期するのが今考えられる最良の選択と思うが、世界的にも感染者数が落ち着くと思われる、東京の暑い夏に開催する意味はないのが本音、この際IOCと交渉するのが良い。
誰しもこんなに長期戦になるとは思っていなかったから、多くの国民はやりきれない気持ちだ、特に今回の3週間の宣言再延長は国民と会社や自営業者はノックアウト寸前だ。これなど政治側の落ち度で人的な災難だ、東京での人出は減るどころか増加している、一応1週間前よりは感染者が減っているが常に300人以下が理想で、1日でも早く解除して自由にして欲しい。
急ピッチで進むワクチン接種もあの手この手で拡大させている、1日100万回の接種は無理だろうが、世界の例では接種が多ければ感染者も減っている事実が公表されている、日本は取り合えず国民分の予約では人数分確保している。
これが台湾への余裕での供給となった、中国の嫌がらせが始まりそうだが、世界でワクチン外交しているが効能が半分以下と知れ渡っているから散々な目に遭っている、中国製ワクチンを接種した国の一部で再び感染者増していて死者も大幅に増加している、小さな国へのワクチン外交が多いが、いずれも増加で苦戦している、ワクチンの効能が切れているかもしれない、人口10万人当たりの死者数が多いのがウルグアイ、モルジブ、バーレーンで今や米国やインドより多いと報告されている。中国製のシノファーム製、2回目接種が終わった国に於いても死者数が増加している、ロシア製も評判が良くないのでお得意のサイバー攻撃を仕掛けてファイザー製を貶めようとしている、この2か国は世界にとって必要のない国だと断定できる。
sars-cov-2は新型コロナウイルスの正式のウイルス名、そしてcovid-19は新型コロナウイルスの病気の名前とされています。
そして今騒がれている変異についても、昨年の春頃には世界の患者から集めた遺伝子配列データから平均15日毎に変異していると明らかにしている、世界的なオープンソースプロジェクトが有って、信頼する情報を提供している。
ファイザーとモデルナは共にmRNAワクチンだが各成分まで一緒ではない、それは開発に関わるから公表はしてない。
しかし原理は30年前から有ったらしい、製薬会社は資金投入の割には成功とされるワクチンにたどり着くには困難と言われているから、国がどれだけ資金援助するかで有る、今回もアメリカの公的研究機関の二人の研究者が2013年に専門誌に発表したことが切っ掛けで注目される。
但し、これは子供に重篤な症状を引き起こす風邪のウイルス、呼吸器合胞体ウイルスのワクチン開発に取り組み始めた、しかし開発は容易でなかった。
2020年1月に研究チームは週末を1回だけ返上して、新型コロナウイルスのワクチンを設計した(コンピュータで分子構造をモデル化するソフトを使ったと思われる、これは筆者の個人的な意見だが、こんなソフトが存在しているのは知っている)。このデザインを基に幾つかの製薬会社が開発に取り組み、ファイザーとモデルナがmRNAの製造に着手する。mはメッセンジャー、RNAはリボ核酸の事です。
数百万の国民が接種を受けたのは約1年後という前代未聞の速さで実用化した、世界では半信半疑だったが効果が出たから製造もワープ・スピードで行われた、幸いこのワクチンは量産できるメリットが幸いした。
彼ら研究チームは次に動き出している、次の流行にどうすれば先回りて封じ込められるかだ。万能ワクチンで変異株や種類の異なるコロナウイルスに有効なユニバーサルワクチンの開発だ。
この点で日本は政府としてお金の活用がなってない国の代表だ、ポスドクと言われている研究者の待遇が余りにも低い、研究費が少ないからでノーベル賞を授与された方でもお金が集まらない国が日本で、今回もバイオベンチャーが活躍できたのは米国やドイツ、英国等だが、日本発も今年中にはリリース出来るベンチャーが数社現れると思われる、国産ワクチンのない国は世界の先端の仲間入りは難しい、厚労省が問題を複雑化したり、決定プロセスに曖昧な部分が有りそうだ、この際労働省と厚生省を離婚させて体制を立て直す必要が有る。