今若手で一番知名度が有る藤井棋聖が本当にこう言ったかは定かでないがAMDが開発したRyzenと言うPCやゲーム機器に組み込まれているチップを大変気に入っているのは事実、パソコン内の主要チップはインテルかAMD(アドヴァンスト・マイクロ・デバイセズ)のどちらかを採用している。
2018年のインタビューでRyzenユーザーで有ることは答えていて、来年(2019年)にリリースされる次世代CPUを心待ちにしていると語った、これをツィートされたのをAMDの日本事務所がCEOのスーに連絡したのが切っ掛けで有る、この時スーに会いたいと言ったかどうかは確認されてない、多分ソニーのゲーム機器にこれが内蔵されていて機能面が気に入っただろうと思うが、今回はこの関係性を問題とはしない。
日本は今お盆休みとかに入っている、何をノンキニ9日間も休みにするのか3日なら許すが、コロナ騒動で要請や自粛で日本経済も世界も大不況の入り口に入っている、赤字国債の発行で持ちこたえているが秋口には不況の現実を国民が味わう、日本の半導体関連での凋落は今に始まった事でなく、産業の米として大変有望な分野で有った、期間は短かかったので30代前半の勤労者は知らないと思うが優秀な人材は半導体関連に職を求めていた、それが韓国に取られ、今は中国が拡大路線で走っている、日本の人材が高額でヘッドハントされた訳だが、当時の経営者なんかサラリーマン化されたアホの集まりで先見性はなく革新者でもなかった。
今の日本は競争に負けて、数社の生き残りが1社に纏められているがこれも赤字で多額資金が外国系ファンドで生き延びているだけの状態だ。
技術革新が早い産業だから半年前の知識や経験は役に立たない、あれも失いこれも失いで、日本には世界を引っ張る産業はない、訳の分からぬ祭日なんか来年から無くせと言いたい。
この激動の社会に有って、女性革新者の一人が今回のリサ・スーで有る。
名前を聞いて中国系かなと思えたなら外国ツウです、正確には台湾出身で工学系では世界NO1のMIT卒でここでPh.Dも得ている。
テキサス・インスツルメントで2年間半導体デバイス、プロセスの研究開発に従事する、その後IBMに移り半導体研究開発センターの副社長(日本で言えば事業部長クラス)を務める。2007年にフリースケールセミコンダクターに移り、CTO(技術開発部門)としてR&Dを率いた、2012年にAMDの上級副社長として向かい入れられ2年後にはCEOとなる。
同時期に生産委託していたグローバルファンダりー(GF)がIBMの半導体部門を取得する、技術者5000人と特許数千件を付けて工場も引き取る、プラスIBMから15億ドルを支払う契約も有った。
その後元技術者を次々と引き戻す「カムバックプラン」を実施する、この中には伝説的な設計者ジム・ケラーも含まれる、当然紆余曲折が有ったが2017年から黒字化となる、売上高、営業利益(率も)を上昇させる。
売上高ではインテルが約10倍も多いが、商品を特化して集中させているのが今の姿でしばらくは続くで有ろう。
台湾から学びに米国に来て、1万千人の従業員を抱えるCEOになれる、これがアメリカンドリームです。
残念ながら日本人のアメリカ留学数は減っているが、この中から何時かは大企業のCEOが生まれるであろう、そして元来頭が良い女性が活躍できる場はアメリカには有る、その為には大学からでなく高校生から米国に飛びこむ人が多くなればと期待する。但し気分だけではダメで、強い意志がなくてはいけない。