西洋医学に対して東洋医学の言葉も有るが、国が変われば職業の認識も違う例で今回は中国の医者事情です。
中国の医者の給料は低い、年間150万円位いで平均サラリーマンより低く、その割にハードワークの上に患者(親族)に暴力や脅迫を受ける確率も高い、医師協会が調査したら医者の3人に2人がこの様な事例を受けたらしい、よって医者の子どもが医者を目指すどころが、殆どの医者はなって欲しくないと思っている職業で日本とは大きく異なる。
何より驚くのが田舎での診療医の多くは医学で学士号を取得しているのは0.2
%だった、その上の町医者で開業医でも大学を卒業している医者は半数に満たないのが現状で、地方では実習を受けて簡単なテストで合格すれば医者に成れるのが中国、こんな事情を知らない外人は安易に治療は受けられない。
さすがに北京や上海等都会の大病院では中国でもトップクラスの医学大学で学び資格を得てないと勤務は難しいらしいが、医大を卒業しても30%位は医者にはならずに製薬会社で営業した方が高い給料が得られるのでこちら方面に進む、最近聞く話が中国人の金持ちで深刻と思われる症状では海外の病院で治療を受けると、日本は近いし病院を信頼しているから高額な医療費でも治れば良いと希望している、日本も数年前から医療ツーリズムを導入して医療ビザを整えている。このツーリズムで先を行っているのがタイやインドで最近設備とホテル並みのサービスを行っている大病院が幾つも有る。
日本に保険制度が無く、治療費が高額ならこれらの国に行くだろうと、幸いにもこの点で日本で生まれた最大のメリットは医療費と医者への信頼性だ。
東南アジアでは今でも祈祷師や霊媒師が居て彼らが治療と称する行為を行っているから正式な医者でなくても医療行為は出来る、当然その様な行為で病気が治るとは日本人なら思っているが、日本でも難病やがん治療で例えばキノコ類でこれを呑んだり食べたりすると効くと言う話は有るし、免疫療法と称して治験も行われていない治療法を高額で行うインチキ医者は居るので中国を卑下は出来ない。
中国のアンバランスと言うか金儲けには模倣や技術を盗む行為は平気で行うが人命に対して余り積極的でないかもしれない。
14億人の人口を抱えているが一人っ子計画を実施したり、地方と都会の医療格差は有る、本音として都会に優秀な人材が集まり、田舎は野菜等畑仕事で食料を供給してくれと思っているに違いない。
国内で田舎と都会での住人権みたいなのが存在し、出稼ぎは受け入れるが都会戸籍は得れないと言う差別が存在する、共産党政権でこの人口を管理出来ないだろうからソ連が崩壊したように、中国も10位に分割すればと思う、こんな事日本人だから言えるが、中国では言えない。
アジアの中で中国には行ってない、香港には38年位前と30年前に2回は行ったが今後にも行く予定なし。
行く予定がなくても、来る中国人は多い、彼らは横柄な性格だから来て欲しくないし、良好な人的関係も構築したくない。