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洗濯槽クリーナーを使ってみた

2024-07-28 03:04:19 | 日記
先日母親が洗濯機が壊れたみたいなので買い換えたいと言ってきた。
タバコを間違って洗ってしまった時のような細かいゴミや、接着剤のような汚れが洗濯物に頻繁に付くようになったというのだ。
たしかに僕も前々からそういうことがあったなぁという気がしていたが、目立つものは母が手洗いでとってくれていたらしかった。
それが手洗いでは間に合わないくらい汚れるようになってきたので、絶縁の部品か、パッキンの接着剤あたりが洗濯槽に洩れているのではないかと母は考えたのだ。
だが洗濯機の作動には問題なさそうだったので、僕はカビ等の洗濯槽裏の汚れではないかとあたりをつけた。
前々から、汚れと一緒に臭いが気になる時もあったからだ。
そこで、少しネットで調べたあと、ホームセンターに洗濯槽クリーナーを買いに行くことにした。
参考にしたサイトではパナソニックの塩素系クリーナーを推していたのだが、ホームセンターにはその商品はなかった。
次点の酵素系クリーナーと、値段がその半分以下の塩素系クリーナーしかなかったのだ。
酵素系はゴミを掬ったりとやや面倒ならしく、塩素系にしたいところだったが、塩素系は値段やパッケージから貧弱な印象をうけた。
さんざん迷ったあげく、酵素系を購入した。
さあ帰ろうかというところで、近くに電器屋があることに思い当たり、試しに覗いてみることに。
すると、洗濯機コーナーにしっかりとパナソニックの塩素系クリーナーが置いてあった。値段はホームセンターのものの4倍近かったが、でかさと横倒し禁止の注意書きがいかにも強力そうだったので、結局それも買うことにした。

家に帰り、洗濯機(パナソニック製)の説明書を読む。
そこでも推奨されていたのでパナソニックの塩素系クリーナーを使ことにした。
作業は簡単で、洗濯槽の洗浄コースがあるので、それを押し、買ってきたクリーナーを全量ぶち込み、あとは待つだけだった。
途中気になって洗濯槽を覗くと、水が真っ黒になっていた。
洗浄コースが終わったあと、念のため洗濯物無しで1回空回し、実際の洗濯をしてみると、汚れがつくようなことは全くなくなった。

それ以来、1月ほどたつが、汚れはもちろん臭いがつくこともなくなり、母は新品みたいだと喜んでいる。
そして出番を失った酵素系クリーナーは、今もなお棚の奥で息を潜めている。

追記:今回、我が家の洗濯槽の汚れは、7年物の年季が入ったものだった。
こういう場合、カビ汚れに加えて、皮脂汚れが固形化したもの(接着剤状の汚れは多分これ)が溜まっているので、まず酵素系クリーナーで脂汚れを浮かし取ってしまった方が良かったようだ。
その後無防備になったカビ汚れとその根を塩素系で洗浄・殺菌するのがベストだったろう。
※ただしこの二つは混ざると危険なので、酵素系で洗った後、何度かすすぐ必要がある。

ある閉ざされた雪の山荘でを見て

2024-01-21 03:41:41 | 映画感想
映像  ☆
脚本  ☆☆
役者  ☆☆☆☆
演技  ☆☆☆☆
意外性 ☆☆★★

といった感じ。
面白い部分もあったが、ツッコミながら見る感じになってしまった。

若手俳優7人が、有名劇団の次回作のキャストを決めるオーディションに参加するため、海辺のロッジに集合するところから物語は始まる。
オーディション内容は、「大雪で閉ざされた山荘」という架空のシチュエーションで演技をし、課題の事件に対処しながら謎解きをするというもの。
最初の夜を思い思いに過ごす参加者だったが、朝になると一人が姿を消していた。
シナリオなのか、本当の殺人なのか、参加者達は疑心暗鬼になって・・・

という筋のはずなのだが、いかんせん海辺のロッジなので、まったく緊迫感が無い。ドアも普通に開くのである。携帯電話もある。
途中、帰ろうとするキャラがいるが、何かと理由をつけて結局帰らないので、いや帰れよとイライラしてくる。
しかも帰るのはしぶるくせに、雪の山荘の設定を無視して平気で庭でタバコを吸ったり、話し込んだりしている。
完全に脚本的に失敗しているが、最後の方で一応のまとまりやどんでん返しがあるので星を2コ残した。

映像は地味だった。
ロッジが狭いので場面に変化が無いし、殺害シーンもチープだった。
途中、建物の見取り図の中で登場人物が動き回る演出が、何度も意味ありげに出てくるが、特に意味はなかった。ただ推理小説感を出す効果はあった。
致命的だと思ったのは、犯人の顔バレだ。主人公の久我(重岡大毅)による最初の殺人の考察の際、殺人の様子を脳内で空想しているはずが、犯人の顔が見えてしまっていたのだ。僕は知らない役者の顔があまり区別できないので、犯人は分からなかったが、謎の演出だった。

役者や演技は良いと思った。
ネタバレなので詳細は後述するが、麻倉役の森川葵が最後印象に残った。
その他の役者もそれぞれの役の雰囲気にあっていたと思う。

意外性の星は良い面悪い面どちらもあったので☆★どっちもつけた。
良い面はラストの終わり方。
悪い面は予告編で雪の山荘を期待させておいて、盛大に肩透かしを食らわせたこと。


以下ネタバレを含む感想。
・ラストシーンの変身
舞台で演じる麻倉(森川葵)が急に魅力的になっていてびっくりした。回想シーンのオーディション演技では、演技はクサイし(劇中ではいい演技となっていたが・・・)容姿もあまり良いとは思わなかったが、ラストシーンの舞台メイクをバッチリ決めた姿は別人のようだった。オーディションでもあのヘアメイクでいけば受かっていたのではないだろうか・・・。
・推理がひどい
最終日、久我、田所(岡山天音)、中西(中条あやみ)の三人が一緒に一晩過ごしてアリバイを作り、本多(間宮祥太朗)を犯人と断定するくだりがひどい。
確かに証拠にはなるだろうけど、中西はともかく田所を信用するand田所に信用される過程が描かれていないので唐突過ぎる。
しかも課題が終わった体で帰ろうとする本多を、実際に殺人が起こったものとして引き留め、推理を始めるのも異常。事件が起こる(起こった)と思うなら早く通報しなさいよという話になる。
犯人捜しが許されるのは「雪の山荘」だからであって、道路沿いのロッジでは不自然極まりない。最初の設定に足を引っ張られた感じ。
というか最後の一晩くらい徹夜しろよ。ゆとりか!と言いたい。
・結局は?
映画で語られていた内容全部が、最後の舞台で演じられていた劇だった、と解釈をしたい。
ただ、それを明示してくれないのでモヤモヤして終わってしまった。麻倉が立ち上がってカーテンコールにお辞儀するとかしてくれれば良かったのだが。
もし事件パートが本当に起きてたら、最後に仲良く舞台で演技は気持ち悪すぎない?(そして誰よりも主宰の演出家がクズすぎる)

良くなった紅白歌合戦

2024-01-01 07:13:11 | 日記
今回の紅白歌合戦は、従来の悪いところが大幅に改善され、スターが集うとても素晴らしい番組になっていた。全部見て良かったと思えた。

近年、不人気が囁かれていたが、元々売れっ子の歌手を集め放題の、ポテンシャルが高い番組だ。ちょっとした意識の変化で良くなるのは当たり前と言えるかもしれない。

今回、冗長な演習のカットによって、番組のテンポと密度が大きく上昇していた。
旧来、紅白では、大河や朝ドラ、他番組のキャラの出演等、歌に関係の無い長時間の演出が盛り込まれていた。その演出が面白ければともかく、まったくこなれていないうえに、番組の流れにも合致していなかった。
後半の大物歌手への過大なリスペクトも、かえって視聴者を醒めさせていた。舞台等、曲の演出ならいくら豪華でも良いが、さあ歌うぞ、歌ってもらいますよ、を長時間やられると、その歌手のファン以外は辟易としてしまう。

今回の紅白はその冗長な部分をバッサリ切り、スムーズな曲紹介からの歌唱シーンが続き、CMが無いのでそれが途切れず、まさに歌合戦という構成だった。
曲の好き嫌いはあっても、スターそろい踏みの豪華なできあがりだった。

シーンごとで良かったのは、YOASOBIのアイドルが良かった。番組出演のアイドルがそろってダンスをする演出は、まさにアイドル、まさに紅白だった。ツアー等で着ていた白ではない、黒い衣装も、華やかなアイドル達の中で映えていた。
元々好きなせいもあるが櫻坂も良かった。ダンスの演出に、他にないストーリー性と集団で踊る必然性を持っているグループだと思う。もっと全体が見える撮り方をして欲しかったとも思った。
中継先のステージもユーモアがあったり、豪華だったりで良かった。余談だが、アルコ&ピースが出ていて笑ってしまった。(彼等は、弓木奈於(乃木坂)とやっているラジオ番組で、弓木から紅白のプロデューサーに、二人を紅白に出すよう話を通してくれと無茶振りしていた

悪い点としては、第一に有吉の司会があまり良くなかった。話を広げたり、自分でおどけたりが足りない気がした。反面、橋本環奈は声が聞きやすく、進行が上手いと感じた。
第ゼロ感は好きな、聞きたかった曲なのだが、ライブバージョンになってしつこく感じた。映画音源のような、軽妙な歌い方の方が良いのではないかと思った。
K-POPの多さはやや偏りを感じた。おそらくジャニーズの穴埋めに男性グループを増やしたので、よりそう感じたのかもしれない。ただ普段K-POPを聴かないので、newjeansのdittoのサビ等、ところどころ印象的な旋律が聴けたのは良かった。

全体として、冒頭で述べたとおり良い出来だった。



ゴジラ-1.0を見て

2023-12-06 12:42:41 | 映画感想
映像  ☆☆☆☆☆
脚本  ☆☆☆☆☆
演出  ☆☆☆☆
演技  ☆☆☆☆
役者  ☆☆☆☆☆
迫力  ☆☆☆☆☆

といった感じ。
日本映画に復活を思わせる良い出来だった。

主な舞台は戦後すぐの日本。
戦争末期、特攻隊員の主人公・敷島浩一(神木隆之介)は搭乗機の不調を訴えてある小島に不時着する。
その晩、現地住民がゴジラと呼ぶ巨大生物に整備基地が襲われ、敷島と整備隊長の橘を除く全員が犠牲になってしまう。
彼等の死に責任を感じ、生き残ったことに後ろめたさを残したまま、復員する敷島。
罪悪感にさいなまれる敷島だったが、子連れの女性(少女?)・典子(浜辺美波)との出会いを機に少しずつ救われていく。
数年後、東京の復興も進みはじめた矢先、水爆実験の影響で、より強大になったゴジラが表れ東京を襲う・・・。

初代ゴジラのリメイク的作品で、ゴジラは人類の完全なる敵として描かれる。

映像・演出として、ゴジラの描き方が良かった。
幼少期に平成ゴジラに魅了された身として、近年の弱すぎるゴジラ(ハリウッド)や気持ち悪いゴジラ(シン)に感じていた不満を払拭してくれる造形であり、力強さだった。
一方で初代ゴジラの趣も残したものか、人間の兵器がギリギリ通用するラインで描かれているのも、かえって迫力を増すのに一役かっていた気がした。
序盤の重巡・高雄との格闘に手に汗を握り、銀座のビルを薙ぎはらって進む姿に絶望を覚える。迫力満点の映画体験を味わえた。
ゴジラを明るい場所で動かして、真っ正面から描いていたのも好印象だった。
ただ、最後の決戦で少し息切れした感(詳細は後述)があったのが残念だった。

脚本では(一応ネタばれ部分は後述)ご都合主義や分かりやすい伏線があった。が、そんなこたぁどうでもいいんだよ!といった具合に、物語に上手く作用していたので、無視して星をつけた。
人物描写も自然な流れでできていて、感情移入がしやすかった。(掃海)艇長や出始めの典子など、やややり過ぎた感はあった。


役者・演技では、神木隆之介が意外に良かった。ゴジラによる悲劇にみまわれたシーンや明子(典子の連れ子)との触れ合いの場面は胸にくるものがあった。
浜辺美波の典子は、出だしと中盤以降で性格が変わっている気がしたが、明子の世話をしているシーンなどは優しげで魅力的だった。
隣の意地悪おばさんも、明子にほだされていく様子が、良く表現できていた。
そして、その全てを支えた、明子役の子のいとけない演技が完璧だった。
一方で、一部わざとらしく感じる台詞や演技もあったので、☆4つにした。

総じて傑作と言えるのではないだろうか。


※以下、ネタばれを含む感想
【ご都合1・速すぎる高雄】
掃海艇でゴジラの足止めを任された敷島一行。ピンチに颯爽とあらわれた高雄。足止めとは一体・・・。
でも重巡洋艦がかっこいいからヨシ。
第一、間に合わなかったら話が終わっちゃうからね。
【ご都合2・速すぎる敷島】
銀座を闊歩するゴジラ。逃げる人波にのまれる典子。転んだ彼女を助け起こしたのは・・・、ラジオを聞いて駆けつけた敷島!そんなバカな!
でもその後の、爆風に吹き飛ばされた典子の復讐を誓う流れを思えば、必要な演出だった。
【ご都合3・生きていた典子】
ラスト、実は銀座襲撃を生き延び、病院に収容されていた典子。そんなバカな!
でも終わり良ければ全てヨシ。



死霊館のシスター 呪いの秘密 を見て

2023-11-04 01:33:17 | 映画感想
映像  ☆☆☆☆
脚本  ☆☆
演出  ☆☆☆☆
役者  ☆☆☆☆☆
雰囲気 ☆☆☆☆☆
意外性 ★★★★

といった感じ。

実話をモデルにした、ウォーレン夫妻が登場する心霊ホラー『死霊館』シリーズの前日譚、『死霊館のシスター』の2作目。
前作で悪魔と対峙し、打ち勝った、シスター・アイリーンと農夫・モーリスが、南仏の女子寄宿学校に巣くう悪魔と対決する。

映画を良くした最大の功労者はロケ地を決定した担当者だろう。
若干時代がかかり過ぎているきらいはあるが、いかにも悪魔がでそうな校舎を、可憐な女子生徒が駆け回る様子は美しくもあり、残酷でもあった。
準ヒロインのソフィーを虐める、いじめっ子3人組みなどは、特にルックスが良く、いじめの嫌らしさをよく表現できていた。(実際のところ、直のいじめシーンより、意味もなく含み笑いをしながら走り去るシーンの方が、陰キャ的トラウマを上手く刺激してくる)

暗がりで蠢く怪しい影(登場人物の注意が向くと消える)や、瞬間的に現れ、登場人物を脅かす”見間違い”などの恐怖演出も良かった。
盛大に上がる火柱も迫力があって良かった。

脚本は不味いと思った。
場面転換が多く、序盤の20分ぐらいは混乱があった。前作を見ていれば、アイリーンとモーリスに注目して混乱を避けられるのかもしれないが、寄宿学校の古さもあって、時代の混乱も感じた。
また、最初は恐ろしく強力だった悪魔が、終盤いきなり弱くなったのも、演出上仕方ないとはいえ気になった。(出だしで神父を瞬コロしたのに、最後の追いかけっこでは誰も殺せていない)
古典に学び、ドラキュラ映画の日没と日の出のような仕組みがあった方が、整合性がとれ、緊迫感が出るのではないだろうか。

意外性の★は、僕に起因することで、作品のせいではないのだが、つけざるを得なかった。
というのも、スピンオフの2作目という今作の立ち位置を知らないまま見たため、いっこうに現れないウォーレン夫妻に苛立ち、だけど見覚えのあるようなシスター(※アイリーンとロレイン・ウォーレンの役者は実の姉妹ならしい)に既視感を覚えつつも、「全然違う話なんだな。そこそこ面白いけど、死霊館なんて紛らわしい題名つけるなよ」とプリプリしていたら、見覚えのある感じのエンディングロールが始まり、「んんん?」となってるところに、最後エド・ウォーレンが現れギャフンとなる、という裏切られ方をしてしまったのだ。
逆恨みだが、裏切られたので★。

余談だが、売店で買った『ゆず生姜茶』が美味しかった。
(美味しかったのだが、何を思ったか『ゆず”なま”しょうが』だと空見してしまい、注文する段になって、”茶”に気づき、「ゆず、なましょう…ちゃ?」とアホな注文をしてしまった)