千葉県鴨川市にある清澄寺(せいちょうじ)に行きました。
清澄寺は日蓮宗を作った日蓮聖人と深いかかわりがあるお寺で、幼少期・開宗時にこのお寺にいたとされています。
また境内には国の天然記念物「千年杉」という、とても大きな杉の木があります。
歴史
千光山清澄寺はおよそ1200年の昔、"不思議法師"と名付けられた僧侶が千光を発する柏の木で虚空蔵菩薩の仏像を彫り、その仏像の前で21日間修行をしたことに始まります。
承和3年(836)、天台宗比叡山延暦寺の中興の祖慈覚大師円仁師がこの地を訪れ、その仏像の前で21日間の修行をしました。それ以来、当山は天台宗のお寺となり次第に栄えていきました。ところが、室町~江戸期には度重なる火災と戦により衰退と復興を繰り返します。
大正期に入り日蓮聖人の銅像が完成したことでお参りの信者さんが増え、真言宗智山派と日蓮宗との間で改宗の話し合いがもたれました。
そして昭和24年、当山は日蓮宗に改宗し宗門直轄の大本山として現在に至ります。
また、日蓮宗の開祖である日蓮聖人は12歳の時に小湊から当山へ入り、道善法師に師事し出家得度されました。勉学修行に励んだ日蓮聖人はさらに各宗の奥義を学び、建長5年(1253)4月28日32歳の時、旭が森で立教開宗の第一声をあげたといわれています。
境内はとても広く、また山の中ということもあり、とても静かでゆったりとした時間が流れています。
私は小さいころ何度も参拝しに行っていますが、いつも清澄寺のことを「きよすみでら」と呼んでしまうんですよね…。というのも、清澄寺がある地域は清澄(きよすみ)という地名らしく、地元の人でも「きよすみでら」と呼んでしまう人がいるんだとか…。
*参照したもの*
清澄寺 ホームページ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます