今回は、前回の国吉神社でちらっと出てきた出雲大社です。
千葉県いすみ市にある出雲大社です。
出雲大社といえば島根県にある出雲大社が有名ですよね。
御神体
大国主命
歴史
出雲大社の本宮は島根県出雲大社町に鎮座し、大国主大神をお祀りしてある神社です。
大国主大神は、古事記・日本書紀等の神話の中で日本の国土を代表する葦原中国の主催者として語られており、天之冬衣神と刺国若比売の間に生まれた神様で、混乱していた我が国を平定し開拓を進められた神様です。
ところが、高天原の天照大神が遣わした使者の求めに応じて、国土の支配権を高天原に譲り渡して、自らは霊魂の逝く幽冥界の主宰進となった。また、神話「因幡の白兎」の中で語られているように医薬に通じ、苦しむ者を見捨てないで、生命の危機を救う神様としても語られています。
中世以降、大国主大神は大黒点(七福神の恵比寿大黒様)と習合し、福の神や縁結びの神としておおくの人々を惹きつけてきた。
十月を神無月と呼ぶのは全国の神々が出雲大社に集まり、留守となるためと云われており、出雲大社に集まった神々は、大国主大神の前で縁組の相談をするなどとも伝えられている。
今日では、縁結びの神、農耕の神、福徳、出世、開運の神として厚く信仰されている神社です。
実は、いすみの出雲大社は、島根の出雲大社から分祀された由緒正しい神社なのです。
関東では相模原とこのいすみの2箇所にしかないという貴重な神社なのです。
また、いすみの出雲大社の右隣には日御碕神社があります。(大元は島根県出雲市の日御碕に鎮座する神社です)
出雲大社の「祖神(おやがみ)さま」として崇敬を集めています。
国吉神社の案内看板を見て、出雲大社があることを知った影巫女は
「え!?出雲大社って島根県のあの…?!え?なんで?どういうこと??」
と内心パニックになってました。
後々、神主さんからお話を聞いたり文献を調べてみると……
『出雲大社で内紛があったとき、御領地だったいすみ市に避難されていた一派がいた。
その一派がいすみ市を大変気に入ったのだそう。
それで出雲に帰る時に怪力の大男を連れて帰って、相撲大会に出させたらその大男が優勝。
褒美として御神体をいくつかと神職2人をこのいすみ市に送ったので、この地に出雲大社が鎮座した。』
ということなのだそう。
なんとも不思議な縁ですね。
*参照したもの*
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