ようやく青空が広がった。束の間の晴れらしい。気温は低く先週の暑さが恋しくとさえ思う。
◆宮城野部屋暴力事件
さて、宮城野親方（元横綱･白鵬）の宮城野部屋所属の前頭･北青鵬が弟弟子などに暴力を働いたとして日本相撲協会から引退勧告が発出され、引退届を提出、引退届は受理され引退することになった。
また、師匠の宮城野親方も2階級降格と報酬減額処分を受けた。
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身長204㌢、体重182㌔と角界きっての長身力士、大型力士の北青鵬、将来を嘱望されていたのに引退とは残念なことになった。
初場所に怪我で途中休場したが、？？な休場だった。その頃から事件化していたのかもしれない。
報道によると弟弟子に平手打ちや箒の柄やまわしで作った棒で臀部を叩くなどの暴力行為を行なっていたらしい。
いくら番付けがものいう縦社会といえども到底許されるものではない。即刻レッドカードもやむを得ない措置である。
良く言われた言葉だが、相撲界は「無理へんに拳骨」と書いて「兄弟子」と読むと言われている。こんな暴力が蔓延ると相撲界へ若い人が来なくなるだろう。
◆相撲部屋の近代化
やはり部屋を預かる親方次第、いくら大横綱といえども名親方となる訳ではない。体格の良い子を預かっても心と技を指導しなくては良い親方とは言えない。
そして、万が一事が起きたら協会へ報告する。法人格の組織では当たり前なこと。それを怠るようでは相撲部屋を預かる資格はない。
元横綱•稀勢の里の二所ノ関部屋では、新入幕で大活躍した「大の里」にはまだ基本的なことしか教えていないそうだ。
二所ノ関親方は早稲田大学で相撲部屋の経営を学んだとも聞いた。この辺だね、宮城野親方との違いは。
ただ親方株を取得したから部屋を預かり、若い子を指導出来るわけではない。ましてネット社会である。事件が起きればすぐにSNSなどで拡散する。
相撲部屋に限らず様々なスポーツ分野や芸能界でも物理的な暴力、言葉によるパワハラ、セクハラなどが発覚している。
厳しい指導＝力による指導ではない。その辺がわからない人は指導してはいけない。
コーチング、栄養学、経営学などを学んだ親方に資格を与えて相撲部屋を任せるほうがいいのではなかろうか、今更だが。
今日も良い一日を・・・
