
◆大雨・豪雨災害
今年の夏は、梅雨明けが早く異例の夏の始まりでした。
そして、全国各地の大雨・豪雨被害、九州から北海道まで、約2ヶ月間、大雨・豪雨被害が毎日のように報告されていました。
毎日毎日、大気が不安定と言われ続け、では、一体いつになったら大気は安定するんでしょうか? と、テレビ画面の天気予報キャスターさんに、ツッコミを入れていました。
この夏も、北関東などでは40度を記録するなど年々気温が高くなっているような気がします。ただ、歳をとっただけかもしれませんが、、、。
そして、連日のように熱中症予防情報などが出されて危険な暑さと言われると、外出もままなりません。
漸く、少し過ごし易くなり、ほっとしています。ヤレヤレ。でも油断は禁物、まだまだ熱中症には気をつけて過ごします。
さらに、
◆行動制限のない夏
今年、新型コロナウィルス感染者が確認されてから3度目の夏を迎えました。
昨年もそうだったように記憶していますが、今年も7月に入った頃から全国的に連日のように多くの新型コロナウイルス感染症の陽性判明者が発生、第7波になりました。
一方で、今年の夏は、3年ぶりの行動制限のない夏、などと再三報じられ(煽られ?)、それでは、ということで、お盆の帰省、海外旅行、孫に会いたい、家族や友人に会いたい、花火大会など夏の行事を見たい参加したい、と言う人が増えました。制限されないんだと思ったら誰だって出かけます。
その陰で、発熱外来など逼迫する医療体制で、夏休みも碌に取れずご苦労されている医療従事者の皆さまや日々の生活を支えて頂いている多くの方々がいらっしゃいました。そして、今も続いています。
この方たちにも故郷があり、ご先祖様のお墓があり、祖父母、ご両親、兄弟姉妹、お子さんなど家族もいらっしゃいます。
行動制限がない夏で羽を伸ばしている人がいる一方、発熱外来での診療や入院した患者さんの治療に懸命に応じている医療従事者の方がいらっしゃる。
そんな光景がテレビ画面から交互に伝えられる。どこか変ですよね。お仕事と言ってしまえばそれまでですが、ニュースを見るたびに複雑な気持ちになっていました。
◆自己責任で
行動制限が無いと言うことは、言葉を変えれば、全て自己責任ですよ、と言われているように感じます。
2年間、新型コロナウイルス対策は十分学んだでしょ、従って、学んだ感染予防対策をしっかりとって経済社会活動との両立ために頑張って。と言われているようにも思います。寧ろ、煽られていると言って良いかもしれません。
また、コロナと夏風邪は見分けがつかないなどとも言っていましたので、もはやコロナは風邪、若しくはインフルエンザと同じかもしれません。わかりませんが。もっとも後期高齢者なのでそれでも罹りたくはありません。
行動制限無しと煽られ、一方で、世界最多の感染者数と煽られ、医療逼迫と煽られ、不安は増すばかりです。
◆岸田首相も
そんな折、8月21日、岸田首相が新型コロナウイルスに感染したと言うニュースが飛び込んできました。ちょっとびっくりしましたが、先日、官房長官の感染の発表もありましたし、地元の埼玉県知事も感染されましたので、そんなに驚くことはありません。米国のバイデン現大統領もついこの前感染発表がありました。
今朝(8/24日付読売新聞)の記事によると、国会議員のコロナに感染が判明した国会議員は累計166人、結構多いですね。
◆息苦しい世の中
そして、SNSなどネットでは、鬼の首でも取った如く、言いたい放題の誹謗中傷とNHKニュースが報じていました。
今の世の中、人に何かあると、一斉にバッシングする。ことは感染症です。誰が罹っても不思議ではありません。
本当に息苦しい変な世の中になったなぁ、とつくづく思います。これでは、某内親王が国外へ逃避行するのも頷けます。
また、テレビは報じませんが岸田首相の感染について、中国の習近平国家主席や李克強首相からお見舞いの電報が届いているそうです。このときばかりは礼儀を重んじる国を感じます。日本の一部の人たちは器が小さいですね。
◆全数把握見直し
感染確認者の急増を受けて、全ての感染確認者を把握する、いわゆる全数把握を見直すとも言われています。事務処理が追いつかず、医療機関や保健所などがパンク状態だそうです。
今後は、自治体の判断で感染リスクの高い高齢者や基礎疾患のある方のみ詳細を把握するそうです。感染リスクの低い方たちは人数のみとのこと。
また、特定の医療機関のみ、定点観測するいわゆる定点把握も検討中とか。
事務処理が追いつかないなんて、デジタル化後進国の面目躍如ですね。あぁ情けない、河野大臣頑張ってください。
そんなこんなで煽られ続けた暑い夏ももうすぐ終わりです。
日々ご苦労されていらっしゃる医療従事者の皆様、日々の生活を支えて頂いている多くの皆様に感謝し、新型コロナウィルスの感染拡大の一日も早い終息を願っています。
終わり