卯月の「介護なんて大嫌い」

85歳実父の介護ブログ
(アルツハイマー型認知症)

父の不安

2019年05月07日 07時22分19秒 | 入院

 

不安が不穏に繋がる・・・・・

父が入院して二週間が経ちました。
早いものです。

体調が悪い・・・という理由以外ではほぼ毎日顔を見せに行っております。
正直、かなり面倒です。

入院当初は笑顔でした。
わりとはっきり挨拶してくれ、「よーきてくれたなぁ」と喜んでくれました。
最近・・・・そう、ここ4,5日は、眉間に皺が寄ってきています。

「えらい早かったな・・・。大変やったやろ」

とねぎらいの言葉はかけてもらえますが。

どうやら父は私たちが「遠く」に住んでいると誤解しているようなのです。
「車で15分ほどやで?」と何度も言いますが、理解してくれません。
ま、それはどうでもいいんですが、本人が「病院」に居ることをあまりよく思っていない・・・そんな感じが見て取れます。

そりゃそうですよね。
一体自分のどこが悪いのか・・・未だによく解っていないのですから。

看護師さん曰く、夜は12時頃まで寝ていて、そこから活性化する。
薬を飲んで貰ったら一旦落ち着くが、これまた三時くらいまでウロウロして、隣室を覗いたりしている。
もう一錠投与するとようやく朝まで寝てくれる・・・・とのことでした。

この話から察するに、薬の効果が無いわけではありませんね。
ただ、起きてしまうと、そこからが大変だということです。
GW中は看護師さんも少なく、本当に苦労されたと思います。

果たして今、どんな薬を服用しているのかは解りませんが、全て「ちょっとずつ」調整されているはず。

ただ・・・・・

眉間の皺。

これはもしかしたら頭の中がモヤモヤしているのかも。
すっきりとした目覚めに到達していないからかも。
(薬を飲むと、朝起こされるまで起きない)

 

父からの電話は唐突にかかってきます。(当然だ)

「元気か?」

「最近、調子どうや?」

と、まるでご無沙汰しているかのような言葉。

もしかすると私の見舞いは・・・・父の記憶の中で消滅しているのかもしれません。

それでも「不安」が伝わってくる声。
だからこそ、私は今日も病院へと足を運ぶのです。

 



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2 コメント

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Unknown (つな)
2019-05-14 20:59:53
毎日えらい。なかなかそんなんできない。
うちは週一とか、いっても週2だったもん。
まぁ片道1時間とかだから、そうなったんかも、だけど。

ようがんばって、おつかれさんです。

預けてもナースが疲弊するのに、あなた一人でようやってました。

薬の調整が整いますように。

そしてあなたの負担が少しでも和らぎますように。
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つなさん (卯月)
2019-05-17 19:06:05
いや・・・なんだろうね。
罪悪感の成せる術かもしれないよ。
実際、何の意味もなさない見舞いなのかもしれないし。

正直、びっくりするほど元気な父。
看護師さんも相手するの大変だと思う。
最近では「同じ患者」さんと仲良くしてるから、
まあいいか・・・と思ってる。

えー・・・と外泊許可頂きました。汗
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