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リソー教育創業者の社長降格 粉飾決算で「道義的責任」(朝日より)

リソー教育創業者の社長降格 粉飾決算で「道義的責任」

東証1部上場「リソー教育」の創業者である会長兼社長が代表権のない取締役に降格するという記事。本人から辞任の申し出があったとのことです。

「首都圏を中心に学習塾「トーマス」などを展開するリソー教育を巡っては、2009年2月から13年8月中間期まで、架空の授業で売り上げを水増しするなどの粉飾決算をしていた。監査法人の指摘にもかかわらず粉飾がくり返され、違法配当も行われていた。」

同社は11日付で監理銘柄に指定されたようです。その関係でしょうか。

当社株式の監理銘柄(審査中)の指定に関するお知らせ(PDFファイル)

「当社は、過去の不適切な会計処理により、当社の内部管理体制等については改善の必要性が高いと判断されたため、東証の規程に基づき、当社株式について平成26年3月11日付で特設注意市場銘柄に指定されました。

その後、当該指定から1年後の平成27年3月11日に有価証券上場規程に定められた内部管理体制確認書を東証に提出いたしましたが、当社の内部管理体制等につき、なお確認する必要があるため、当社株式について特設注意市場銘柄の指定を継続する旨の通知を受けました。

そして、平成27年9月11日をもって当該指定から1年6ヶ月が経過することになるため、今後当社から再提出する内部管理体制確認書の内容等を東証が確認し、当社の内部管理体制等について改善がなされなかったと認めた場合には、当社株式の上場廃止が決定されることから、当社株式について上場廃止となるおそれがあると認め監理銘柄(審査中)に指定されます。 」

リソー教育、代表取締役2人体制に(9月5日)(日経)

「問題の発覚後、当時の社長が引責辞任し、創業者の岩佐会長が社長を兼務していたが、「コーポレートガバナンスの改善につながらない」と懸念する声もあった。」

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