カネボウの粉飾決算事件で、子会社が抱えていた賞味期限切れ寸前の食品在庫を、会社が、新品同様の価値を持つかのように過大計上していたという記事。記事によれば、監査人は会社から相談を受けて、それを容認していたとのことです。
これは、当然、監査人の責任もありますが、それと同時に、棚卸資産に原価法を原則としている日本の会計基準がおかしいのです。
現在、企業会計基準委員会では、棚卸資産の会計基準を見直しているそうですが、低価法の強制には産業界が反対しているようです。
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