商工ローン大手のSFCG(東証1部上場、旧商工ファンド)が、民事再生手続開始の申し立てを行い、受理されたという記事。負債総額は3380億円。
「同社は、中小企業などに対する保証付き貸付(商工ローン)を中心に業務を展開してきたが、過払金返還請求の増加に伴い引当金の計上などがかさんだ。2006年に貸金業法が改正され経営環境が悪化した後は、不動産担保貸付業務を拡大したが、米国のサブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題を発端として金融危機が深刻化し、金融機関からの資金調達が著しく困難になったと説明している。」
事業者金融最大手
東証1部上場
株式会社SFCG
民事再生法の適用を申請
負債3380億4000万円
借入先も偏っていたようです。
「主要取引行6行とは1500億円のコミットメントラインを締結していたものの、その大半がリーマン・ブラザーズ証券(2008年9月16日民事再生、負債3兆4000億円)など外資系金融機関であり、当社に対する融資姿勢は厳しいものとなっていた。」
民事再生手続開始申立てに関するお知らせ(PDFファイル)
会社のプレスリリースでは、破綻の原因として「国内外を問わず金融機関からの資金調達が著しく困難となる」、「不動産担保貸付につきましても、不動産市況の悪化によって新規貸付の激減、既存貸付の返済不能といった事態」といったことが挙げられています。
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