東芝テックの海外子会社で不正会計が発覚したという記事。第3四半期決算で6億2400万円の費用計上を行ったそうです。
「不正が発覚したのは、東芝テックドイツ画像情報システム社のスペイン支店。同支店の従業員3人が09年ごろから17年まで、支店の損益を改善するために利益を架空計上し、その行為を隠すために実体がない複合機のリース契約をしていたという。現地で外部専門家を交えた調査を実施していた。」
当社海外子会社の従業員による不正な会計処理について(東芝テック)(PDFファイル)
どういう不正だったのかは、漠然としています。粉飾決算は、だいたいが実体のない資産を計上するか、計上すべき負債を計上しないかのどちらかなので、説明になっていません。
「本事案は、東芝テックドイツ画像情報システム社のスペイン支店(以下「当該支店」といいます。)の従業員3名 (退職者1名を含む) が、2009年頃から2017年までの間、当該支店の損益改善を企図して、実体のない資産計上により売上原価を減額するとともに利益を架空計上し、この行為を隠ぺいするために実体のない複合機のリース契約を行っておりました。」
現地で調査結果が出たのが、去年の12月とのことなので、発覚したのはもっと前だったのでしょう。
「本事案は、当該支店の経理部門役職者の調査により、その疑いが検知された後、現地で外部専門家を利用した調査を実施し2017 年12 月に調査結果が当社に対して報告されました。 」
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