会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

東芝会計「虚偽記載ある」監視委委員が検査主張(共同通信より)

東芝会計「虚偽記載ある」監視委委員が検査主張

東芝の2017年3月期決算について、証券取引等監視委員会の委員が検査すべきといっているという記事。

「米原発事業で巨額の損失を計上した東芝の2017年3月期の会計処理について、証券取引等監視委員会の一部委員が「有価証券報告書に重要な虚偽記載がある」と指摘した文書を作成し、検査実務を担う事務局幹部に配布して早期に検査に着手するよう主張していることが23日、関係者への取材で分かった。」

会計監査人が最大6千億円もの虚偽記載があると監査報告書で言っているのに、検査していないということの方が驚きです。

この委員の行動の背景には「監視委の存在意義が疑問視されることへの危機感がある」そうです。もちろん、会計監査人が100%正しいと決まっているわけではありませんが、調べようともしないというのは、怠慢以外の何物でもないでしょう。

証券監視委について(金融庁)

証券取引等監視委員会には3人しか委員はいません。

この人はその一人。

粉飾決算 ―問われる監査と内部統制粉飾決算 ―問われる監査と内部統制
浜田 康

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