会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

日立物流子会社から3・6億円詐取疑い、暴力団側に流出か 兵庫県警、2人逮捕(産経より)

日立物流子会社から3・6億円詐取疑い、暴力団側に流出か 兵庫県警、2人逮捕

日立物流の子会社「日立物流西日本」から約365百万円をだまし取った疑いで、建設会社の元社長と、日立物流西日本の元社員が逮捕されたという記事。建設会社の元社長は、暴力団関係者とみられているそうです。

「県警によると、×××容疑者が経営していた建設会社が日立物流西日本から駅のホーム柵の設置工事などを受注。同社側の担当者が××容疑者だった。工事代金計約3億6500万円のうち1700万円以上が水増し分とみられる。

×××容疑者は暴力団関係者とみられ、県警は、だまし取った金が組側に流れた可能性もあるとみて経緯を調べる。」

暴力団関係者にカネが流れたとすれば、それだけで大問題ですが、記事を読む限りでは、被害額は、365百万円まるまるではなく、水増し分(1700万円以上)だけでしょう。

工事代金水増しして詐取の疑い2人逮捕(NHK)

「警察によりますと、2人はおととし(令和2年)8月までの、およそ4年半にわたり、駅のホームの工事などに必要な作業員の数を水増しして、工事代金あわせて3億6000万円余りを物流会社からだましとった疑いが持たれています。

別の詐欺事件の捜査の過程で発覚したということで、捜査を進めた結果、作業員の数の水増しによって通常より1700万円以上の工事費用が請求されていたことが分かったということです。」

日立物流西日本では、昨年、こういう得体の知れない事件も起きています。

被害200億円超「類見ぬほど多額」 日立物流倉庫放火、20歳男に懲役12年判決(産経)

「判決理由で中川裁判長は、舞洲の倉庫には当時、109人の従業員らがおり「死傷者が出ないほうが不思議といえる状況」だったと指摘。財産的被害も少なくとも計約200億円にのぼるとして「類を見ないほど多額で、多数の関係者に与えた派生的影響も計り知れない」とした。」

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