会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

人気アナウンサーが起こした「労働組合費」4000万円横領事件(FRIDAYより)

人気アナウンサーが起こした「労働組合費」4000万円横領事件

CBCテレビという民放で、現役社員(アナウンサー)が労働組合費4000万円を横領していたという記事。

「内情をよく知る関係者が語る。

「発覚したのは今年9月頃、労働組合の役員改選があり、組合長と財務部長が交代したことがきっかけでした。新しい組合長が、’18~’21年に財務部長だった××に組合費を確認したいから通帳を出してほしいと伝えたところ、『破棄した』と言う。不審に思い電子記録を確認・調査すると辻褄の合わないことが多い。最終的に××はなんと4000万円も着服していたことを認めたのです」(内部関係者)

4000万円もの大金を××は何に使っていたというのか。

「××は組合の調査に対し『投資に使った』と言っています。しかも投資の才能があったのか、横領したお金を溶かすことなく、なんと1000万円以上の利益を出していたと聞いています」(同前)」

発覚前に3500万円、発覚後に500万円返金しており、全額回収できてはいるそうです。

労働組合の帳簿を会社の経理部が見るわけにはいかないでしょうから、組合内部で最低限のチェックはやるべきだったのでしょう。

会計士協会でも、労働組合監査の指針を公表しています。

「非営利法人委員会実務指針第37号「労働組合監査における監査上の取扱い及び監査報告書の文例」の改正について」の公表について(日本公認会計士協会)

ウェブで調べると、会計事務所や監査法人による労働組合監査の解説や報酬見積もりなどが出てきます。

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