JFEグループの「JFEエンジニアリング」など数社が、06年3月期までの計7年間で計約11億円の所得隠しを指摘されたという記事。
「談合で落札した工事をめぐり、受注をあきらめた業者に支払う「降り賃」や受注工作費などを経費に見せかけた分が交際費と認定されるなどしたとみられる。」
「関係者によると、JFEエンジニアリングはし尿処理施設や水門など各地の公共工事などで談合。「降り賃」を外注費に見せかけて支払っていたほか、受注工作費や関係者への謝礼なども同様に経費に見せかけていたという。国税局は外注工事の実態がなかったことなどから、「交際費」と認定した模様だ。」
支出自体の違法性はともかく、談合金や受注工作費は営業費ですから、これが外注費として仕掛品や未成工事支出金に計上されていたとしたら、財務会計上も問題です。
J-SOXでこうした不正は減るのでしょうか。それとも、不正摘発を税務調査にまかせるのが続くのでしょうか。
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