日産ゴーン事件の刑事裁判で、公判前整理手続きが開かれたという記事。初公判は来年3~4月になるようです(裁判所の意向)。
西川社長の不正報酬問題に関するゴーン氏側のコメントも載っています。
「前会長の弁護人の弘中惇一郎弁護士によると、日産の西川(さいかわ)広人社長がかさ上げされた報酬を不正に受領した疑いが浮上している問題について、前会長は「自分は金を受け取っていない。西川社長の方が悪質なのに、自分だけ逮捕されたのは極めて不公平、不平等だ」と話したという。
弘中氏も「日産も検察も、西川社長の不正を全部見逃した。明らかな外国人差別で、ゴーン前会長を狙い撃ちにしたことを示している」と批判した。」
おなじみの郷原弁護士による記事。
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日産西川社長 役員報酬不正受領で辞任不可避、検察審査会の判断にも影響は必至(BLOGOS)
「西川氏の不正は、検察と結託してゴーン氏を追放したクーデターの正当性に重大な疑問を生じさせることは言うまでもない。不正が正式に取締役会の報告された時点で、西川氏が社長を辞任するのは当然である。日産自動車は、これまで西川氏が行ってきたことを全面的に検証し、今、東京地裁で公判前整理手続が進められているゴーン氏の事件への会社としての対応も再検討すべきだ。
今年6月4日、西川氏の不起訴処分について、代理人として検察審査会への審査申立を行い、東京第三検察審査会で受理されているが【日産西川社長に対する「不当不起訴」は検察審査会で是正を】、この審査も、そろそろ大詰めを迎えているはずだ。ゴーン氏・ケリー氏が、受け取ってもいない役員報酬の有価証券報告書への記載の問題で起訴される一方、社長としてその報告書を作成提出を実行したうえ、それに加えて、現実に不正な役員報酬を受領していた西川氏が不起訴とされるのは、市民の代表の審査員には到底納得できないものになるだろう。」
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