関東財務局は、株式会社Art Investment Bankに対する検査の結果、不正又は著しく不当な行為等の事実が認められたとして、行政処分(業務停止命令と業務改善命令)を行いました(2月8日付)。
財務局のプレスリリースによると、この会社は美術品を投資対象とするファンドの私募の取扱いを行っていますが、ファンドから美術品の代金名目で仲介会社に支払いがなされたのに、実際には、作品の所有権を取得していなかったり(この会社も所有権の状況を確認していなかった)、決算報告書の作成すら行われていないことを認識しながら、投資家を募ったりしていたようです。
民主党「質問王」のカネに処分、金融庁の“掃討作戦”
金融自由化で横行する悪質業者に監視を強める
こちらの記事によれば、こうしたあやしいファンドに対して、金融庁は「掃討作戦」を行っているそうです。
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