ドイツ復興金融公庫(KfW)銀行グループが経営破たんした米証券大手リーマン・ブラザーズに誤って約540億円「融資」した事件で、幹部3人が停職処分となったという記事。
「・・・同行は、すでにサブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅ローン)問題でドイツ最大の被害を受けた独IKB産業銀行の救済をめぐり厳しい非難を受けているが、業務手続き、特にリスク管理手続きについて徹底した監査が行われる。
KfWは15日、リーマン・ブラザーズが経営破たんした後に誤って3億5000万ユーロ(約540億円)を送金した。・・・」
日本でも数年前にこういう事件がありましたが・・・。
みずほ証券のジェイコム株誤発注裁判、12月19日に結審へ
単純ミスでも数百億円のカネが動く(または数百億円のカネが動くような契約が成立する)というのは、金融機関のこわいところです。もっとも、「財務報告に係る内部統制」的には、送金や契約成立の事実がタイムリーに記録され、決算において損失額が正しく計上されるような内部統制になっていれば、決算数値は事実を正しく表示しているわけですから、問題はないといえるのかもしれません。
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