会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

円LIBORの代替措置導入、運用件数の半分に-金融庁・日銀調査(ブルームバーグより)

円LIBORの代替措置導入、運用件数の半分に-金融庁・日銀調査

金融庁と日本銀行が、LIBOR利用状況調査の結果を公表したという記事。

「円LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)を参照した国内金融機関による貸し出しなどの運用のうち、2020年12月末時点の契約件数ベースで49%が代替金利指標に円滑移行するための条項の導入を済ませた。前回調査(19年6月末)ではほとんど導入されていなかった。」

デリバティブについては、国際スワップ・デリバティブ協会(ISDA)に準拠している契約が98%を占めており、契約を保有する金融機関のほとんどがISDAの代替措置に関するプロトコル(協定)を批准もしくは批准する予定としている。

円LIBOR参照契約の残高は運用が33兆円、預金や債券、保険商品などの調達が12兆円、デリバティブの想定元本が2591兆円。このうち、公表が停止される12月末を越えて満期が到来するのは運用が27兆円、調達が11兆円、デリバティブが2047兆円と大部分を占める。」

LIBOR後継指標、金融機関の移行進まず(日経)(記事前半のみ)

「2021年末に予定する円建てロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の廃止をめぐり、金融機関の対応が進んでいない。日銀と金融庁が19日公表した調査結果によると、貸し出しなどの運用でLIBORを参照している契約の残高が20年12月末時点で33兆円に上った。うち8割にあたる27兆円はLIBORの公表停止後に満期を迎える。」

ブルームバーグ記事では対応がだいぶ進んでいることになっているのですが...

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