8月21日から23日にかけて実施された公認会計士試験論文式試験の試験問題が、金融庁の公認会計士・監査審査会のサイトに掲載されました。
あらためてながめてみると、とても時間内に回答できる感じがしません。やはりたいへんな試験です。
財務会計の問題に興味があったので、見てみると、こういう問題が出ていました。
(クリックで拡大)
試験委員の人は、日本版概念フレームワークが好きなのだなあと感じました。しかも、日本基準とIFRSなど海外基準とで考え方や処理が異なる新株予約権を出しています。(大学・大学院などでIFRSを先回りして勉強した受験生にはかえって不利になるのでは)
自己新株予約権の会計処理がどの基準で決まっているのか、ぱっと思いつかなかったので、調べてみると、複合金融商品(転換社債など)の適用指針の中に紛れ込んでいました。
「払込資本を増加させる可能性のある部分を含む複合金融商品に関する会計処理」(PDFファイル)
ここまで勉強しないといけないというのは、たいへんそうです。
最近の「金融庁」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事