当サイトでも何回か取り上げた第三者委員会報告書格付け委員会の記者会見で、舛添知事の私的流用疑惑についてやりとりがあったという記事。
「國廣弁護士は、第三者委員会の意義を次のように語る。
「第三者委員会がダメなら、『全部、東京地検特捜部にやってもらおう、金融庁にやってもらおう』となる。お上にしか頼れないなんて、先進国とは言い難い。でも、自浄作用が働けば、反省して原因究明すればいいとなる」
しかし、舛添知事のように政治家の場合、自らが人選し、依頼費を払う場合は「第三者」とは言えないという。そのうえで、國廣弁護士は、
「世の中の人が『結局、第三者委員会ってのはいい加減なもんだよな』という風になると、第三者委員会が有効に機能しなくなってしまう」
と苦言を呈した。」
肝心の格付け対象である王将の報告書については...
「これらの発言は、反社会勢力とのかかわりが疑われている「王将フードサービス」が設置した第三者委員会の調査報告書(2016年3月29日)についての記者会見で、記者から問われて出てきたコメントだ。王将の報告書についても、2人は最低評価の「F」をつけ、「反社会勢力とのかかわりの有無について、十分な調査がなされていない」と厳しい評価をくだした。」
第9回格付け結果を公表しました(第三者委員会報告書格付け委員会)
舛添知事「すべてがクロではなく誤解もある」(NHK)
「東京都の舛添知事は、政治資金を使って家族で泊まったホテルの代金や私的な飲食費を支払っていたほか、多数の美術品なども購入していましたが、ホテルで開いたとする会議の実態などさまざま疑念について具体的な説明を一切しておらず、外部の調査に委ねるとして、25日、弁護士2人に調査を依頼しました。
27日の定例会見で、舛添知事は弁護士による調査について、「公正、厳格に1日も早く、結果を出してもらえるようお願いしている」としたうえで「さまざまな批判を受けているので、法的な面だけでなく、道義的、倫理的な面でも指導やアドバイスを頂く」と述べました。」
舛添知事については、新国立競技場の建設費を縮減させた功績の方も評価すべきでしょう。(自分には甘く、他人の無駄遣いには厳しいということだったのかもしれませんが)
舛添氏が頼る「第三者の目」に速攻ダメ出し 専門家「結果が出る前から信用できん」その理由(Yahooニュース)
当サイトの関連記事(王将不適切取引問題について)
その2
王将の監査人が契約を辞退したという話もないので、反社勢力とのつきあいはなくなっていると判断したのでしょう。
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