いなげやが、従業員による不正取引に関し、経営責任として、役員報酬減額を決めたという記事。
不正の内容は...
「同不正行為に関し、社内で特別調査委員会を発足させ、調査したところ、一部部門の購買取引において、正常単価より高値で仕入れを行ったうえ、仕入先から期越えで預託した金銭を恣意的に還元させる取引、当該預託した金銭の一部を不正に流用する取引、在庫金額の嵩上げ、仕入先からの受取リベートについての不適正な処理などが判明した。」
期越えで還元というのは利益調整のためでしょうか。不正流用は、従業員個人の利益のためということになります。
いなげや、役員報酬を減額、不正取引の責任で(日経)
部長クラスが関わっていたようです。
「不正取引の対象者はベーカリー部門の前統括部長や前担当部長など3人。通常より高値で商品を仕入れるなどして取引先から金銭的な見返りを得ていたほか、リベートを不適切に会計処理して私的流用していた。3人は2015年4月から18年11月にかけて不正を繰り返していたという。
対象の3人は18年10月末から解職・出勤停止処分となっている。2月には監督に問題があったとして木村博尚専務が辞任している。不正の対象者には損害賠償請求を行う方針だ。」
不適正な取引に関する最終報告及び当社の対応方針について(いなげや)(PDFファイル)
「上記不正行為ないし不適正な処理が過年度の決算に与える影響は実質的に軽微と判断し、2019 年 3月期において必要な処理を行ったうえ、過年度における決算訂正は行わないことといたしました。」
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