減資を行う上場企業が相次いでいるという記事。資本金が激減して会社の評判に傷かつくことよりも、税務メリットをとる会社が多いようです。
「資本金を減らす「減資」に踏み切る上場企業が相次いでいる。2021年は6月末までの半年で開示件数が90社超に達した。直近ピークだった20年の年間実績を上回り、リーマン・ショックのあった08年以降で最多となる。税制上の「中小企業」になることで税負担を抑えられる。新型コロナウイルスで経営に打撃を受けたサービスや小売企業の実施が多い。」
記事で名前が挙がっているのは...
・一蔵
・三光マーケティングフーズ
・クリエイト・レストランツ・ホールディングス
です。
デロイトの人のコメントが出ています。
「デロイトトーマツグループの荒井秀夫シニアマネジャーは「コロナをきっかけに有名企業の減資例が相次いでおり、企業も心理的なハードルは前より下がっている」と語る。」
そのほか、EY税理士法人が、減資による節税額についてコメントしています。
しかし、単純に利益剰余金がマイナスだとかっこ悪いので、減資と資本準備金取り崩しでそれを消すという目的もあるのでしょう。
スマートニュースが約165.8億円の減資・・・2020年12月期は約41.8億円の損失(Media Innovation)
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