銭高組が4億円申告漏れ 大阪国税局指摘 下請け会社「悔やんでる」
銭高組(東証スタンダード)の現場所長が、兵庫県西宮市内の鉄道線路の立体交差工事で、下請け会社から約4500万円を受け取っていたという記事。税務調査で発覚したそうです。なお、見出しの4億円というのは、税務調査における他の指摘事項も含んだ金額です。
「関係者によると、問題とされたのは、銭高組など3社の共同企業体(JV)が受注した兵庫県西宮市内の鉄道線路の立体交差工事。下請け会社に支払われた工事費や人件費のうち、計約4500万円が複数回に分け、銭高組の現場の男性所長に現金で払い戻されていた。所長は現場責任者で、金を現場社員などとの遊興に使っていたことから、国税当局は銭高組へのリベートにあたるとみなし、銭高組による「所得隠し」と判断したとみられる。」
この下請け会社も、約6700万円を架空外注費とされたそうです。
銭高組が4億円申告漏れ、工事でリベートも 国税局指摘(日経)
「関係者によると、銭高組など3社の企業共同体(JV)は兵庫県西宮市内の鉄道線路の立体交差工事を受注。下請け会社に支出した工事費や人件費のうち、約4500万円が銭高組の現場責任者に現金で払い戻されたという。受領した現金は、他の社員などとの遊興費に充てられとされる。」
細かいことを言えば、JV工事なので、現場所長に支払われていた4500万円は、銭高組以外のJV構成会社も負担していたということになるのでしょう。よけいな原価を負担していたことになるので、当然、その分は、銭高組に返せと請求することになるのでしょう。いっしょに遊興していた場合は微妙ですが。