ライブドア粉飾決算事件の刑事裁判で、最高裁が元社長・堀江貴文被告の上告を棄却する決定をしたという記事。
記事では、事件の概要があらためてまとめられています。
「一、二審判決によると、堀江元社長は、(1)旧ライブドアの2004年9月期の連結決算で、計上が認められていない自社株の売却収入を売上高に含めるなどの手口で約53億円の粉飾をした(2)関連会社が04年10月に出版社の買収を発表した際に、虚偽の内容を公表し、関連会社の決算短信を黒字と偽った。」
この粉飾では、投資事業組合の連結も問題になりました。この事件や日興コーディアルの事件の影響で連結会計の指針も何回か見直されていますが、はっきりした理屈が確立されたとは言えないような気もします。
最近の改正はこちらです。↓
当サイトの関連記事(特別目的会社関連の連結会計基準の改正について)
元ライブドア社長の堀江氏が緊急会見--事件で「日本経済がダメになった」(CNET)
「ライブドア事件では、実刑判決やライブドアの上場廃止など、他の企業の同様の事例と比べても「異例」の厳しい結果となっている。その結果、堀江氏はM&Aの減少、コンプライアンス強化のための多額の費用負担による利益減少、それに伴う税収の減少、株式市場の低迷、海外からの投資の先細りなどの悪影響が出たことで「日本経済がダメになった」と強調。・・・」
ホリエモン上告棄却会見(1)、(2)(3)(4)(5)(6)(産経)
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