金融庁は、(株)日興コーディアルグループに対して5億円の課徴金の納付を命ずる決定を行いました。
細かい点ですが、このプレスリリースを読んで気になったのは、修正後の連結経常利益が58,968百万円、連結当期純利益が35,268百万円(平成17年3月期)であると言い切っている点です。指摘されている事項以外で不適正な会計処理はないと金融庁が明言したことになるわけですが、明言できるだけの根拠はあるのでしょうか。例えば、ベルシステムも連結すべきであったという考え方を、金融庁が積極的に否定したことにならないのでしょうか。
日興虚偽記載:課徴金5億円の納付命令 金融庁
この記事によると、監査人にもとばっちりが来るようです。
虚偽報告書の日興に課徴金5億円、導入後の最高額
日興コーディアルに過去最大の課徴金5億円命令 金融庁
関連記事
最近の「不正経理」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事