会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

監査人交代事例5件、退任はあずさ2件、新日本1件(2月14日)

最近の監査人交代事例です(2月14日発表分)。

1.A i m i n g(東証グロース)

会計監査人の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

あずさ→太陽有限責任監査法人、の交代です。

監査継続期間や監査報酬を理由にしています。

「当社は有限責任あずさ監査法人を長年にわたり会計監査人として選任してまいりましたが、監査継続年数が 11 年間と長期にわたっていること、また、監査報酬の増額が見込まれること等から、監査法人の変更の必要性も含め、改めて複数の監査法人との比較検討を行ってまいりました。

その結果、太陽有限責任監査法人が、新たな視点での監査が期待できることに加え、必要とされる専門性、独立性、品質管理体制及びグローバルな監査体制を有していること、並びに当社の事業規模に適した監査報酬であること等を総合的に勘案した結果、当社の会計監査人として適任と判断いたしました。」

11年は特に長いということはないと思うのですが...

2.歯愛メディカル(東証スタンダード)

会計監査人の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

あずさ→アーク有限責任監査法人、の交代です。

「当社の事業規模に見合った監査対応監査費用のバランスを総合的に検討した結果」とのことです。

「監査役会がアーク有限責任監査法人を会計監査人の候補者とした理由は、同監査法人の監査実績や監査報酬が当社の事業規模に適していること、また、同監査法人を起用することにより、新たな視点での監査が期待できることに加え、同監査法人の専門性、独立性、適切性及び品質管理体制を総合的に検討した結果、適任と判断したためであります。」

現監査人の就任年は、2017年です。

3.ハイパー(東証プライム)

会計監査人の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

新日本→監査法人アヴァンティア、の交代です。

監査継続年数が長期に亘っているため、新たな視点での監査が必要であることに加え、監査工数の増加に伴う監査報酬が増加傾向にあること等の理由から、他の監査法人と比較検討を行ってまいりました」とのことです。

現監査人の就任年は、2003 年です。

これも影響しているのでしょうか。

財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ(2月10日)(PDFファイル)

4.ディー・ディー・エ ス(東証グロース)

会計監査人の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

太陽有限責任監査法人→應和監査法人、の交代です。

「同法人(太陽有限責任監査法人)による監査期間が長期にわたること、並びに当社の事業規模に見合った監査対応および監査の専門性、独立性、品質管理体制等を総合的に勘案した結果」とのことです。

應和監査法人については、「同監査法人の監査実績や監査報酬が当社の事業規模に適していること」などを、候補とした理由に挙げています。

現監査人の就任年は、2013 年です。(10年ですから、それほど長くはありません。)

5.ウインテスト(東証スタンダード)

会計監査人の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

海南監査法人→フロンティア監査法人、の交代です。

監査継続年数が長期に渡っていることを考慮」したとのことです。

フロンティア監査法人については...

「監査等委員会がフロンティア監査法人を候補者とした理由は、同監査法人の専門性、独立性、品質管理体制及びグローバルでの監査体制等を総合的に勘案した結果、新たな視点で監査や当社の事業規模に適した効率的かつ効果的な監査業務の運営が期待できると判断したためであります。」

現監査人の就任年は、2014年です。(10年未満であり、これも長期というほどではないでしょう。)

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