群馬県のローカルテレビ局、群馬テレビでの社長解任を取り上げた記事。
「2023年12月22日、群馬テレビの代表取締役社長を務めていた武井氏が取締役会での決議により解職された。群馬銀行出身の武井氏は2014年から群馬テレビの社長を務め、間もなく10年目を迎えるタイミングだった。」
この記事は、解任を要求した側(労働組合など)の見方を主に取り上げています。新社長にも話を聞いています。
同じく東洋経済の記事ですが、解任された前社長にもインタビューしています。
群馬テレビ前社長が大反論「あんな発言してない」(東洋経済)
こちらのインタビューだけ読むと、そんなにひどい経営者ではないように思えます。
10年間社長を務め、黒字化も達成し、銀行からの天下り社長としては、よくやっているようにもみえます。残業も減らしたといっており、労組が問題にしているような発言もなかったと主張しています。
「――群馬テレビは10年間黒字が続いていて、倒産寸前というわけでもありません。急速に物事を進めすぎて現場の混乱を招いた、という反省はありませんか。
私が社長に就任する前は、ずっと赤字が続いていた。そんな中で黒字を維持するために私が何をしたか。社員に負担をかけるようなことは、いっさいしていない。...」
群馬テレビが社長を解職「不信感与えた」 労組が不当労働行為を訴え(朝日)
「武井氏は、過度な人事異動や団体交渉に不誠実な対応をしたなどとして、10月に群テレの労組から県労働委員会に不当労働行為の救済を申し立てられていた。労組は、武井氏が「スポンサーではない自治体や企業に取材にいく必要はない」「ニュースなんか一つも流さなくていい」などと発言したとも主張していた。」