サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコの取締役会がニューヨーク証券取引所への上場案を排除したという記事。
「法的なリスクが多過ぎる」のだそうです。
「IPO計画を巡る事情に詳しい関係筋はロイターに対し、閣僚とアラムコ幹部で構成する同社の取締役会が8月の会合で、「アラムコがいかなる法的措置からも保護される免責特権を与えられない限り」米国での上場は検討しないとの結論に達したと明らかにした。」
「関係筋は、サウジ政府がアラムコの株式95%を維持するとみられることから、ニューヨークに上場すれば、情報公開のプロセスのほか、複雑な各種規制がサウジ政府の主権と相いれない可能性があると指摘。米国の「テロ支援者制裁法(JASTA法)」のほか「石油生産輸出カルテル禁止(NOPEC)法」により、アラムコが米国で訴訟を起こされるリスクもあるほか、気候変動を巡り米国で石油会社を相手取り起こされている訴訟にアラムコが巻き込まれるリスクもあるとしている。」
東京も上場先の候補に挙がっているそうです。規制が緩いとみられているのでしょうか。
「アラムコの主要上場先はリヤドになるとみられているが、この他にロンドン、香港、東京も候補に挙がっている。」
サウジアラムコ、東京への上場を再検討 米紙報道(日経)
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