金融庁の証券取引等監視委員会が、「レセプト債」を販売していた「アーツ証券」の元社長らと、ファンドの運営会社「オプティファクター」の元社長について、金融商品取引法の偽計罪で刑事告発する方針だという記事。
「監視委によると、アーツ証券は平成16年6月以降、この債券を約67億円分販売。社長(当時)らは遅くとも25年10月ごろまでに、オプティ社の社長(同)から、債券を発行するファンド3社が債務超過状態にあることを知らされながら、事実を意図的に隠して販売を続けた。
さらにアーツ証券は、六和証券(京都市)など証券会社6社に債券販売の紹介や支援を実施。6社に虚偽の決算報告書や運用実績報告書を送り、販売を継続させたなどとして、監視委が昨年2月、虚偽告知の疑いでアーツ証券やオプティ社を強制調査していた。
証券関係者によると、監視委は両社の元社長らが虚偽の財務書類を作成し、「安全性の高い商品」とうたって販売を続けたことが、投資家に錯誤を生じさせる詐欺的行為を禁じた偽計罪にも当たると判断。」
「ファンド3社の債券発行残高は27年10月末時点で約227億円、購入した個人・法人は約2470に上って」いるそうです。
この容疑のとおりだとすれば、刑事告発は当然でしょう。
(東芝粉飾事件の刑事告発の方はどうなったのでしょうか。)
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