財務報告に係る内部統制基準・実施基準の見直しが、秋ごろから始まるそうです。
詳しくは、週刊経営財務7月18日号に、掲載されているそうです(企業会計審議会の内部統制部会長へのインタビューもあり)。
最初に制定されてから、10年以上も放置されてきたので(制定当初は細かいルールが補足されたりしていましたが)、いろいろな論点が出てくるのでしょう。
個人的意見としては、米国のようなダイレクトレポーティングに変更の上、内部統制監査は、監査からレビューに格下げするのがよいと思います。制度自体は、内部統制という概念を周知させるのに役立ち、意義があるものだったと思いますが、見直しは必要でしょう。内部統制監査をゆるいものにしたとしても、会計監査において監査基準どおりの内部統制の評価とテストをやっていれば、内部統制の水準が下がることはないでしょう。