日新製鋼とその子会社の社員らが取引先と共謀して、会社に不正請求していたという記事。
「日新によると、不正をした4人は2012~14年、広島県内の取引先設備会社2社と共謀し、数百回にわたり架空請求や水増し請求をくり返した。夜間や突発的な補修工事は管理職の決裁が不要だったため、慣例を悪用していた。日新側の4人は、取引先から金品が贈られたり、過剰な接待を受けたりしていたという。」
内部通報で発覚したそうです。
経理部は見ていなかった?
(設備修理の有無や内容を経理部では細かくは把握していないでしょうから、経理部が見ていても限界はありますが)
日新製鋼、社員らが架空請求8600万円(日経)
「再発防止策として、夜間に突発で必要となった工事でも管理者が書面で確認する体制に切り替えた。」
こうしてだんだんと手続と書類が増えていくのでしょう。
日新製鋼で8600万円の不正請求 架空工事の社員と業者に損害賠償求め提訴(産経)
「平成24年2月から26年11月にかけて、取引先事業者2社が、現場担当者の口頭確認だけですむ夜間や突発の工事で、実体のないものや、水増しした案件など計数百件を不正に請求した。同時に、これらの工事の現場での決済権限を持つ日新製鋼と100%子会社である日新工機(広島県呉市)の設備担当者に、接待や数万円の現金、旅行費用の肩代わりなどの金品授受によって、不正請求を認めさせていたという。」
当社および当社子会社従業員による不正行為について(PDFファイル)
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