大手機械メーカー「荏原製作所」が汚水処理施設建設工事受注を巡り、ブローカーに工事代金水増しでリベートを支払っていたなどとして、申告もれを当局から指摘されていたという記事。すでに贈収賄でも摘発されています。
「関係者によると、荏原製作所は05年2月、阪南市発注の汚水処理施設工事を20億4000万円で落札。その際、準大手ゼネコン「ハザマ」(港区)など下請け業者に支払う工事代金水増しで資金をねん出し、ブローカーで土木建築会社役員、涌田良明被告(73)=加重収賄罪で公判中=に約7800万円を支払い、悪質な所得隠しと認定されたという。」
贈収賄や談合自体が法令違反ですが、財務報告の観点からも、購買プロセスにおいて不正な支払がなされたわけですから、内部統制の欠陥といえるでしょう。荏原製作所だけでなく、裏リベートに協力したハザマも同罪です。
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