会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

きらやか銀行の取引先の企業、破産など相次ぐ 今月に入り3件(朝日より)

きらやか銀行の取引先の企業、破産など相次ぐ 今月に入り3件

きらやか銀行の取引先の経営破綻が相次いでいるという記事。

「同行は4月末、2024年3月期に過去最大の244億円の赤字となる見通しを発表。」

「きらやか銀を傘下に持つ地方銀行グループのじもとホールディングス(HD、仙台市)によると今月10日、丸伸建設(村山市)が自己破産申請の準備に入った。貸出金は15億7700万円で、担保などで保全されない約11億円は引き当て処理をする。

じもとHDは2日にも、取引先のスーパーの郷野目ストア(新庄市)が破産申し立て、鎌田工務店(山形市)が破産申請の準備に入ったとし、債権は同ストアが16億8千万円(うち引き当て処理約9億7900万円)、同工務店が5億1400万円(同約2億7100万円)と発表していた。」

きらやか銀行、債権回収不能・遅延の恐れ 山形の建築業(日経)

きらやか銀行、債権回収不能・遅延の恐れ 山形の2社(日経)

日経によれば、2024年3月期の決算には反映されているようです。

5月14日に決算発表しています。

2024年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(じもとホールディングス)(PDFファイル)

(決算短信より)

与信費用増加だけでなく、有価証券投資もうまくいっていないようです。

倒産3割増、建設会社にさらなる試練 残業規制・人件費増(日経)

「建設会社の倒産が止まらない。帝国データバンクによると、2023年の倒産は全国で約1700件。22年比38.8%増で、前年比ではリーマン・ショックに見舞われた08年(17.3%増)を上回った。

背景には人手不足と資材価格の高騰がある。工事の採算が大幅に悪化し、大手ゼネコンの清水建設でさえも24年3月期は上場以来初の営業赤字に転落する見通しだ。

この危機的状況に、2つの2024年問題が追い打ちをかける。」

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