銚子電鉄の社長の本業は税理士だそうです。
「竹本社長の本業は税理士だ。現在も税理士としてさまざまな企業の相談を受けている。
銚子電鉄とのかかわりは、2005年、本業の税理士として銚子電鉄の顧問税理士となったことがはじまりだ。
2008年には、当時の銚子電鉄社長の引き立てもあり社外取締役の任に就いた。当時の社長というのは、ぬれ煎餅(せんべい)事業を軌道に乗せた立役者だが、高齢で体調が悪くなり、2011年の東日本大震災によって悪化した業績を立て直すための舵取りは難しい状況だった。
翌2012年の取締役会で、会社の指揮を当面執るピンチヒッターが必要であるとの判断が下された。顧問税理士だった竹本氏にも、銚子電鉄の懐事情は明白だった。
しかし、預金残高は50万円、借金は2億円。そんな倒産寸前の会社の社長を引き受けたいと思う人がいるわけもない。
すると、オブザーバーとして取締役会に来ていた顧問弁護士からこんな声が上がった。
「竹本さんに、数カ月の間だけでも一時的に代表に就任してもらってはどうだろうか」
長期的な改善計画を策定する必要があり、そのためには専門知識を持っているスペシャリストが適任であると、白羽の矢が立ったわけだ。この提案に他の役員たちも賛同し、竹本氏は「断り切れず」代表取締役に就任することとなった。」
人手不足解消のため、自ら「運転士」を兼ねているそうです。
このくらいの覚悟がなければ、社外取締役になってはいけないのかもしれません。
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