「エフオーアイ」の粉飾決算事件で、株主140人と5法人が、同社幹部らに損害賠償を求めて提訴したという記事。
公認会計士、主幹事証券、東京証券取引所も訴えられています。
「原告弁護団は、会計士と主幹事、東証の三者について「株式上場時には、三者による三重チェックがあるはずなのに、機能しなかった」と説明している。」
弁護団がホットラインを設けるそうですから、原告はさらに増えるかもしれません。
弁護団のホームページ
弁護団の代表弁護士はホームページ上で以下のように述べています。
「上場の際は,監査法人(公認会計士),引受証券会社,東京証券取引所の3重のチェックが存在するとされているが,その実態は全く空虚であることが白日の下に晒されたと言える。しかも本件では粉飾を指摘する投書が東京証券取引所にあったというのに3重のチェックは機能しなかった。そんなことで証券市場の信頼の基礎となる上場審査機関として責任を果たしていると言えるのであろうか。不正密告がありながら見抜けなかったなどという言い訳が許されるような審査機関なら存在する価値はなく、国家から専門家としての業務を行う権限を与えられる資格はないというべきである。」
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