大手監査法人の採用活動の一端がうかがえる記事。
「あずさ監査法人は「公認会計士試験合格者」となった人を対象に11月半ばから12月にかけて新規採用面接を実施。昨年は、試験合格者1400人から3回の面接試験を通過した約140人が入社した。」
複数の監査法人に応募している合格者も多いとは思いますが、採用率10%というのは、なかなか厳しい数字です。
「同社が面接で重視しているのは、コミュニケーション能力の高さ。高尾さんは「会計士は『決算書を机の上で電卓をたたいてチェックするだけ』という印象があるかもしれないが、監査は企業と信頼関係が築ける能力が大前提」と強調する。
監査の仕事は「企業の協力を得ながら決算書の数字の裏側を読み取ることが重要」(高尾さん)という。このため、顧客企業の潜むリスクを発見するために企業の担当者からさまざまな角度で話を聞き出すことが不可欠になる。」
採用する側がコミュニケーション能力を条件にするのは理解できますが、そんなあいまいな基準で門戸を閉ざしてしまってよいのかという感じもします。
それにしても、大手がここまで新規採用を絞り込むと、2、3年後には、いくらか状況は好転するかもしれません。
こちらも監査法人関係のニュースです。当サイトで紹介するタイミングはだいぶ遅れてしまいましたが、あらた監査法人のトップが交代するようです。
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次期代表執行役選任に関するお知らせ(あらた監査法人)
あたらしい代表執行役は48歳だそうです。
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