会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

コンプライアンス違反企業の倒産動向調査(2023年) コンプラ違反倒産、初の300件超~ 各種助成金の「不正受給」約3倍増 ~(帝国データバンクより)

コンプライアンス違反企業の倒産動向調査(2023年) コンプラ違反倒産、初の300件超~ 各種助成金の「不正受給」約3倍増 ~

2023年は、コンプライアンス違反倒産(帝国データバンクが定義したもの)が300件超あったというレポートです。

「調査結果
1 2023年のコンプラ違反倒産、初の300件超 前年から26%増 業種別では「サービス業」が最多
2 雇用調整助成金などの「不正受給」は3倍に急増 大規模な「粉飾」決算発覚も」

粉飾は79件あったそうです。

「「粉飾」は、コロナ禍以前に増加傾向にあったが、2020 年のゼロゼロ融資等の各種支援策の効果もあり、表面化しづらい状況が続いていた。しかし、ここにきて、再び増加傾向を示している。加えて、粉飾決算による倒産企業の負債規模は大型化...しており、金融機関をはじめとする多くの取引先を巻き込む倒産が発生している。」

粉飾倒産の代表例として

堀正工業(東京) 

アペックス(石川)

白井松器械(大阪)

の3社を挙げています。このうち、アペックスは融通手形をやっていたそうです。令和になっても手口は昭和です。

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