新国立競技場の設計費用などが、計画白紙撤回により、戻ってこないという記事。
「新国立競技場建設の事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)は21日、ザハ・ハディド氏のデザインに基づく旧計画で、着工前の段階のデザインや設計などで計約59億円の契約を結んでいると明らかにした。計画は白紙になったが、これらの業務は出来高払いのため、相当部分が戻らない見込みだ。」
これは管理会計で習った埋没原価というものでしょう。埋没原価は無視して、意思決定を行うのが合理的です。
「デザインや設計業務の約59億円とは別に、有識者会議の了承を受けて9日に大成建設と契約したスタンド部分の工事約33億円分については、JSC幹部は「資材調達していなければキャンセルできるはず」としている。」
設計事務所やゼネコン側からすると、契約済みで作業を行った部分については、回収が可能と思われますが、未契約で作業を行ってしまった部分については、資産計上している場合、今回の白紙撤回により、損失処理する必要があるでしょう。
勝った! 「新国立競技場」全面見直し(FACTA)
「見直しに不満の森元首相が、安倍晋三首相に説得された際、一時は五輪組織委会長の辞意をちらつかせたという。さっさと辞めさせればいい。・・・
そしてハッタリ建築家、安藤忠雄もこれで化けの皮がはがされた。デザインだけで建築費を考えない建築家なんて三流に決まっている。なんという無責任。・・・渋谷駅をはじめ、彼の建築の不評はもう誰も抑えられないだろう。」
【新国立競技場】朝日が見直し論リード、遅かった読産の路線転換ー在京6紙社説検証(Yahoo)
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