会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

下請け使い架空請求疑い 竹中工務店の元社員逮捕 1億円詐取か(産経より)

下請け使い架空請求疑い 竹中工務店の元社員逮捕 1億円詐取か

竹中工務店の元社員(68歳)が、下請け会社に架空工事代金を請求させることにより会社から横領した容疑で逮捕されたという記事。

「同課によると、×容疑者は同様の手口などで約1億円を竹中工務店から詐取したとみられる。

逮捕容疑は、平成26年1月中旬から4月上旬にかけ、徳島県にある大型工場に関する工事発注業務の担当者だった際、下請け会社にうそを言い、現金約145万円を振り込ませた疑い。」

容疑者は否認しているそうです。

竹中工務店元社員を逮捕 架空発注で145万円詐取容疑(朝日)

「捜査2課によると、×容疑者は、徳島県内の同社作業所で勤務していた2014年1~4月、架空の工事を協力会社に発注して請求書を提出させ、竹中工務店から協力会社名義の銀行口座に振り込ませた代金約145万円をだまし取った疑いがある。同課は口座記録などから使途は借金返済やギャンブルとみており、同様の手口を繰り返していた疑いがあるという。」

下請け会社が不正に協力した背景まで、きちんと調べる必要がありそうです。横領目的でなくても、従来から、利益調整、裏金づくりなどのために、いい加減な発注、検収、支払いを行っていたのかもしれません。
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