「ヴィアトール学園」という京都の学校法人の男性事務局長(61歳)が約5200万円を着服していたという記事。公認会計士による監査で発覚したそうです。
「法人の説明では、事務局長は2017年8月~今年5月、銀行印を管理する立場を悪用し、毎月100万円程度を無断で銀行口座から引き出していた。一度の出金の最高額は340万円だった。口座には学費や府の補助金など学校を運営するための資金が入っていたといい、判明しているだけで計49回、計約5200万円が出金されたという。
今年5月14日、私学助成金の監査をしていた公認会計士からの指摘をきっかけに不正が発覚。」
助成金を監査していたわけではなく、私立学校振興助成法の規定に基づく会計監査(計算書類が対象)のことでしょう。会計監査の役割を果たしたといえますが、残念ながら、2021年3月期までの4年間の監査では、見逃してしまったようです。ただし、何かの経費に紛れ込ませるような手口だと、なかなか発見できないかもしれません。
日経の記事によると、仮払で処理していたそうです。また、不審に思う職員もいたが、コミュニケーション不全で追及されなかったと、法人はいっているそうです。
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